お子さんが、勉強が苦手で、運動も苦手だとしたら…
きっとお母さんは悩んでいると思います。
やはり、ご自分のお子さんですから、勉強も運動も、楽しみながらできるように伸ばしてあげたいですよね。
小学生のころから、得意なことはさらに伸ばして、苦手な事も、楽しさを見出してチャレンジすることが出来れば、将来の選択肢も増えます。
「自分の子供は運動音痴なのかな…」
「勉強もなんだか苦手そう」
と悩んでいる全国のお母さんはたくさんいらっしゃると思います。
運動音痴と勉強が苦手な事に繋がりがるのか?
なにか伸ばしてあげられる方法はないのか?
いくつかご紹介していきますね!
運動音痴は勉強ができない?!関係性は?
「運動」と「勉強」には相関関係があります。
スウェーデンやアメリカの研究で、毎日体育があるクラスと週2回の体育があるクラスで学力・成績の比較をしたところ、毎日体育で運動しているクラスの方が、学力・成績がアップしたという結果が出ています。
心肺機能、筋力、敏捷性が高い子供は、テストでの高得点も多かったそうです。
特に、国語、算数、の主要な科目の成績が上がったという結果です。
すごいですよね!
なので、勉強に集中できない、勉強苦手な子は、一度宿題の手を止めて、5分くらい運動してから勉強すると、集中力もアップしてお勧めです。
では、運動音痴な子は勉強できないままなのか?
そんなことはありません!!
できる運動から日常的に始めてみましょう。
- 縄跳び
- ボール遊び
- かけっこ
この3つの有酸素運動は脳を活性化するのに特におススメです。
①できることから始めたら、終わりにはほんの少し難しい事をチャレンジさせる
↓↓↓
②①が成功したら、次もまたできたことを何度もやらせて、最後に少し難しい事をチャレンジさせる
↓↓↓
③こうして小さな成功体験を積んでいく
この繰り返しです。
運動で出来なかった事ができるようになることと、勉強でわからなかった事がわかるようになる喜びは似ています。
そして運動で少しづつ成功体験を積んでいるので、子供自身も自信とやる気が生まれ精神力が鍛えられます。
そうすると、勉強でわからない事が出てきても、向き合う強さが備わっているので、解けるまで、わかるまで頑張ろうとする姿勢に変わっていきます。
スポーツ庁のチャンネルでも、「スポーツのできる子どもは勉強もできる」(幻冬舎新書)などたくさんの著書で有名な東京大学 深代千之教授も、勉強と運動の相関関係についてお話してくださっています。
そもそも運動音痴なのはなぜ?
運動音痴と言われる要因はだいたい以下の2つ
- 運動するとき体をどう動かせばいいかイメージできていない
- 体が硬い
が上げられます。
よくテレビなどでとりあげられる、運動音痴の代表例として、スキップができない人が出てきます。
スキップというのは、手足を別々に動かす協調運動というのと、片足で「ケンケン」と飛ぶ動作を同時にやらなければなりません。
体をどう動かすか、イメージができていれば問題なくスキップできますが、運動音痴の人はなかなか具体的にイメージができないという違いがあります。
体が硬い場合も、体の瞬発力、可動域が狭まるので運動音痴には多い傾向です。
また、遺伝の可能性ですが、あまり関係ないと言われています。
【運動神経】というくらいですから、脳から神経を伝って体に指令を出します。
最初はできなくて当たり前と捉え、練習しコツをつかませてあげることが大事です。
この場合、お子さんの運動する環境が大事になってきて、幼少期に遊びを通して、いろんな動きを覚えさせるのがおススメです。
立つ、乗る、歩く、走る、投げる、つかむ、蹴るなど、運動神経に繋がる動きを積極的に取り入れましょう。
幼少期を過ぎてしまったお子さんでも、練習していけばできるようになっていきます。
親御さんが運動が得意であれば、小さいころからお子さんと一緒に体を動かして遊ぶことでお子さんの苦手意識も減ってきますし、何より、日常的に遊びでもいいので体を動かす習慣を身に着けることが重要です。
運動が好きだけど勉強が嫌いな子供の特長は?
一番最初に「運動」と「勉強」の関連性を書きましたが、運動は好きだけど、勉強がなかなか…というお子さんも多いと思います。
運動は得意だが、勉強が苦手な子の特徴は、
- 机にじっとしているのが苦手
- 自分で調べようとしない
- わからないことをそのままにしてしまっている
- 面倒、嫌なことを先延ばしにしてしまう癖がある
- 楽しくなるきっかけがない
- わかった!という達成感が少ない
といった事が上げられます。
運動はできるけど、勉強が苦手な子は、体の動かしかたや、チームで協力するなどイメージを形にすることは得意ですが、問題解決や、集中して調べたり頭を使うのは苦手といえます。
勉強前に少し体を動かして集中力を上げる。
また、わからないことがわかる達成感を味合わせて上げると、勉強も好きになっていく傾向にあります。
逆に「勉強」は得意だが、「運動」が苦手な子の特徴として
- 球技が苦手
- 学校以外に日常的に運動する習慣がない
- イメージしている動きに体がついていかない
- 自分がどんな動きをしているか客観的視点がない
- 体が硬い
- 一度失敗して恥ずかしい思いをした
などが上げられます。
ご家庭のなかでも、体を動かす習慣を持つと良いですよ。
お風呂あがりにストレッチをすることから始めて見ましょう。
また「球技」が苦手という子は多いです。
サッカーやバスケなど、予測できない球の動きや、周りの動きについていけなかったり、野球やテニスなど、小さいボールをバットやラケットにあてられない!
などが上げられます。
運動会の徒競走で毎年ビリ・・・ 勉強に影響は?
運動会の結果は、勉強や成績に関係があるのか?
心配になる親御さんもいらっしゃると思います。
小学生のうちはあまり直接的な関係はないですが、お子さんのモチベーションには繋がるかもしれません。
また、運動会で代表となりみんなをまとめたり、リーダーシップを発揮できれば、成績にプラスにはなるのではないでしょうか?
筆者が小学生の時も、中心になってみんなを引っ張るような子は注目されていました。
中学受験など控えている子は、体育実技もありますが、出来不出来を重要視しているというよりかは、運動の能力や、自主性、積極性、リーダシップ等、実技を通して、その子の性格や人間性を見ている様ですね!
運動会で、毎年ビリ… 子供になんて声をかけてあげたら良いか…
と考え込んでしまう親御さんもいらっしゃると思います。
でも順位だけが全てなのでしょうか?
そんなことないと思います。
小学生で一生懸命、自分のできる最大限で頑張って走っているのであれば、それを褒めてあげましょう。
練習の段階でもお子さんは頑張っています。
まず頑張りを認めて褒めてあげることで、お子さんも安心し、次へとチャレンジする意欲にも繋がります。
何より、親に認めてもらうのが子供は一番うれしいし、心強いんです!
運動能力も学力も同時にのばす方法はあるの?
運動能力、学力共に、もっと伸ばしてあげられる方法があれば、試したいですよね。
この記事の冒頭でもお話していますが、運動能力と学力には相関関係があります。
勉強は脳を使い、運動は体を使うと思いがちですが、実は両方【脳】を鍛える事で、伸ばすことができます。
九九や漢字を覚える脳と、ボールを投げるなどの運動の動作を覚える脳は、どちらも同じと言われています。
やり方を間違えずに、できるまで繰り返しやる事で、脳が鍛えられ両方できるようになります。
体育の授業だけでなく、ご自宅でも体を動かす遊びをとりいれましょう。
適度な有酸素運動は、集中力もアップさせます。
文部科学省の「全国学力、学習状況調査」でも、運動ができる子は、勉強もできるという調査結果が出ています。
そして規則正しい生活と、運動と勉強の時間のメリハリをつけて習慣化させましょう。
運動も勉強も教えてくれる学習塾や家庭教師派遣はあるの?
実は勉強だけではない、運動と勉強はセットで学ぶことで、相乗効果があると考えている学習塾、家庭教師派遣会社などは結構あります。
おススメの所を3つご紹介しますね!
星の櫂 教育クラブ
幼児クラスから受験クラスまで幅広く対応してくれます。
運動は、基本運動から、水泳、マット運動、鉄棒、ボール、縄跳び、合気道など幅広く対応。
勉強も、学校の勉強の予習復習、作文指導、記憶、クイズやパズルなどこちらもまた幅広いです。
体の動かし方から、勉強の仕方のコツなど小さいころから学ぶことができます。
家庭教師も対応可能!
こちらは東京杉並にある塾です。
お近くなら一度問い合わせてみては?
有酸素運動を取り入れた運動×学習 デュアル塾スタディ&ジム竹ノ塚
最新の脳科学から、運動と学習のセットが重要であるという結果から学習前の有酸素運動ができる塾です。
こちらは、塾にジムにあるようなマシンが常備されているので、日常的に体を動かして、集中力を高められそうですね!
東京竹ノ塚にありますよ。
頭も運動神経もよくする!S.パワーキッズ☆プログラム
運動と学習の一環指導で脳を鍛える事を掲げている塾です。
幼児、小学生の能力を高めてくれる事で注目されていて、アメリカの最新脳科学プログラムと合致しているという最先端な塾ですね!
脳の学習回路を活性化させることで、記憶力のアップや判断力を高め、集中力をアップしてくれます。
こちらは北九州にある塾です。
まとめ
1.運動音痴は勉強ができないのか?
脳科学の観点から、運動することで、勉強もできるようになるという関係性がわかっています。
簡単にできる運動を日常に取り入れることで、集中力・記憶力共にアップします。
2.運動音痴に遺伝はあまり関係ない。
体を動かすコツをつかみ、イメージできると運動音痴も改善されていきます。
そして日常的に体を動かす習慣を取り入れましょう!
3.運動は得意だけど、勉強が苦手な子には、勉強前の有酸素運動で集中力を上げること。
そして、問題を解く面白さを体感させてあげることが大切。
その逆で、勉強は得意だが運動が苦手な子は、体を正しく動かすイメージを持たせて上げることで、良い方向に変わっていきます。
4.運動会で毎年ビリだとしても、いきなり成績に影響することはないです。
お子さんの気持ちが折れてしまって勉強に実が入らない何てことのないように、頑張ってきたことや、すこしでも成長したことを褒めてあげましょう。
5.運動能力と学習能力は、同時に伸ばしていくのがおススメ!
脳科学でも、運動をすると勉強も出来る結果が出ています。
日常に有酸素運動を取り入れて、勉強への集中力を上げていきましょう。
6.運動と勉強両方を学んで伸ばしていく塾や家庭教師は結構あります。現在は脳科学に基づいて、両方からアプローチをした方がいいと考える塾が増えているようです。
「うちの子は運動音痴だし…」 「勉強ができなくて困ってる…」
など悩んでいる親御さんは、この記事を参考にして、【運動】【勉強】の相関関係を上手く使って伸ばしてあげてくださいね!
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