楽しみにしていた運動会。
保護者の皆さんもお子さんに負けないくらいドキドキ、不安と緊張と楽しみな気持ちで運動会を迎えたことと思います。
4歳の子供の運動会というと、ちょっと勝負を意識したかけっこなどの種目もありますね。
うちの子はどんな走りをするんだろう、クラスでは早いほうなのかな、遅いほうなのかな、色んな気持ちが交錯してしまいますね。
そんな気持ちとは裏腹にいざ本番、あれっ、走ってない!わが子が走ってない!
どういうことだ?
ガックリしてしまった親御さんもいたことと思います。
いったいどうして走らなかったのでしょうか。
そんな風に思ってしまいますよね。お気持ちお察しします。
でも、お子さんにも走らない理由があるんです。
そんなお子さんの気持ちを察することで、来年に向けてできることが見えてくるのではないでしょうか。
叱ったほうがいいのか、そうでないのか、これからの関わり方でお子さんの意気込みもだいぶ違ってくることでしょう。
今年は走らなくても、来年は走ってくれるような情報をお届けします!
うちの4歳の子が運動会で走らない!?心理や理由は?
4歳の子が運動会で走らない心理はどうなのでしょうか。
走らない理由ってあるのでしょうか。
いつもとは違う雰囲気に戸惑ってしまい、恥ずかしい気持ちが増してしまう
普段見慣れたお友達のママたちは見慣れてはいても、運動会本番は見慣れない大人の顔がたくさんあります。
それだけでも緊張してしまいますし、特に恥ずかしがり屋のお子さんは固まってしまうこともあります。
ただただ走りたくない!その一点のみ!
走るのがとにかく嫌だという子。
走るのが好きな子もいれば嫌いな子もいる。
主張がしっかりしている子です。
プレッシャーを感じすぎてしまう
なにがなんでも勝たなくちゃ、2位じゃなくて1位じゃなくちゃ、自分でハードルをあげてしまいがちな完璧主義になりがちな子は、不安も大きくなってしまい、走れなくなってしまうこともあります。
練習だときちんと走れたのに本番にできないのはなぜ?
練習の時は問題なく走ることができたのに、肝心な本番に走ることができなかったのはどうしてなのでしょうか。
本番に弱い子にはどんな特徴があり、その心の内はどうなのでしょう。
失敗の経験が少ないから失敗を恐れてしまう
親の心配が過ぎてしまい、
と、色々と先回りして親が守りすぎてしまうと、お子さんが失敗する経験が極端に減ってしまいます。
失敗する経験をたくさん積むことで、チャレンジする気持ちが育ちます。
あれこれ手助けをしてしまう経験ばかりだと、失敗を極端に恐れてしまい、プレッシャーに対する抵抗力もなくなってしまいます。
親が失敗を責めたり、否定的な言葉を言ってしまいがち
前の項目につながることですが、いざちょっと背伸びしてチャレンジしたことが失敗してしまったとします。
とか、
など失敗を責めたり、否定的な言葉を言ってしまうことは、かえって逆効果になってしまいます。
親にそんなことを言われたお子さんは素直に信じて、「やっぱりできないんだ。」と自信をどんどん失ってしまいます。
他人の評価を気にしすぎてしまう
自分の走り云々より他人からどう思われているかが気になりすぎてしまって本来の力が出せない子です。
など人の目が気になりすぎてしまうと練習はできても、本番がいまいち全力を出し切れなかったということにもなってしまいます。
来年こそは一生懸命走ってほしい!走らなかった子供は叱るべき?
今年はうまいこと走れなくても、来年こそは一生懸命走ってほしいですよね。
走らなかった子供への声掛けはどうしたらいいでしょう。
叱ったほうがいいのでしょうか?
叱るよりは認めてあげて、お子さんの可能性を信じてあげましょう。
スタート地点に立てたならそれだけでもよしとしましょう!
もしかしたら、スタート地点にだって立ちたくなかったかもしれません。
お子さんにとっては大きなチャレンジだったかもしれません。
その頑張りを認めてあげましょう。
まだまだ伸びしろは十分にある!とお子さんを信じてあげましょう。
評価の基準を自分にする
周りからどう思われているのか評価が気になってしまう子には、周りの評価を気にするのではなく、自分基準で考えられるようにサポートをしてあげましょう。
お子さん本人と話し合って、来年の運動会に向けてちょっとしたチャレンジ項目を作っておきます(来年は全部走り切ってみる、など)。
もっと小さいチャレンジでもかまいません。
来年そのチャレンジが達成されたら、今年はやれなかったことが「達成」されたことで、チャレンジを達成するまでの過程がお子さんの自信になっていきます。
これを積み重ねていくことで、お子さんの自信もついていきますし、自分基準で考えられるようになってきます。
本番に弱い子が強くなるための方法は?
今年は走れなくても来年の運動会こそは走ってもらいたい、本番に強くなるにはどうしたらいいのか悩みますよね。
今から本番に強くなるための訓練を積み重ねていけば、だんだんと本番に強くなっていきます。
本番に弱いとデメリットはある?
本番に弱いと、実力はあるのに、それがなかなか発揮できず悔しい思いをしてしまうことが多くなってしまいます。
日常生活においても、プレッシャーを大きく感じてしまい、負の感情に支配されやすくなってしまいます。
その結果、成功体験もなかなか重ねることができないので、とても苦しいスパイラルに陥ってしまいがちです。
本番に強いとメリットがある?
本番に強いと、日常生活において失敗しても「ま、いっか。」と思えることで、プレッシャーも感じにくく、難しいことにチャレンジするときでも、うまくいったらラッキーと思えるメンタルがあります。
あらゆることにどんどんチャレンジするので、成功体験が積みやすくなります。
そうなると自然とポジティブな思考にもなっていきます。
本番に強くなるには?
自己評価を下げないようにする
本番に弱い人は、完璧主義であるがゆえに自己評価が低い人が多いです。
目標設定を低めに設定し、その小さな成功の積み重ねをすることで大きな成功をつかみ取るイメージで練習をしてみましょう。
「できた」と思う気持ちが大事です。
本番は通過点と思う
本番は大事ですが、この<本番>が自分の中でとてつもなく大きな存在になってプレッシャーを感じてしまうということはないでしょうか。
<走る>という練習の通過点として本番を考えてみてはいかがでしょうか。
少し気が楽になりませんか?
まだ見ぬ未来の心配を悶々とする時間はもったいないものです。
なかなか考えの方向性を変えていくのは難しいですが、少しずつ方向づけていくことで、本番に対する考え方もポジティブになっていきます。
練習をたくさんやる
練習をとことんすることで、これだけやったんだから、やれるだけやったと思うことで、気持ちが楽になります。
走るのが苦手な子の練習方法は?どうやって教える?
走るのが苦手な子は、どういう練習をしたらいいのでしょうか。
また、どうやって教えるのが効果的なのでしょう。
練習方法は?
ゲーム感覚で楽しく練習をしよう
走るのが苦手な子は、そもそもの運動量が少ない子が多いので、普段から意識をしないで走る習慣を身につけるとよいです。
<例>
- 公園などで、「あの木にタッチしてもどっておいで。」やボール遊びでもそれてしまったボールを取りに行ってくれる?とお願いする。
- 「あそこまで競争だ!」と競争してみる。
正しい姿勢を覚えてもらおう
- 顔はあごを出さないくらいに前を向く
- 背筋をのばす
- 胸を張る
- 腕はひじ90度くらい
動物歩きでお腹や脚の力を鍛えよう
動物をまねた歩き方をする運動でお腹や脚が鍛えられます。
お子さんも動物のまねっこということで、遊び感覚で楽しくやってくれるのではないでしょうか。
かけっこ教室に通ってみる
最近では子供のためのかけっこ教室があります。
走るのが苦手な子でも早く走れるようになりますし、なにより走るのが楽しくなるように指導してくれます。
正しいフォームも身に付き、走る技術もグンとアップするでしょう。
かけっこを教えるのはちょっと自信がないという方は、プロにお願いするのもアリですね。
うちの4歳の子が運動会で走らない!?心理や理由は?叱るべき?まとめ!
■4歳の子が走らない、その心理
- 雰囲気に負けてしまう
- 走りたくない気持ちが強すぎてしまう
- プレッシャーを感じすぎてしまう
■練習でできて、本番でできないのは?
- 失敗の経験が少ないから失敗を極端に恐れてしまうから
- 親が失敗を責めたり、否定的な言葉を言ってしまいがちで自信を失ってしまっている
- 他人の評価を気にしすぎてしまう
走らなかった子には叱るより、できたことを褒めて、お子さんの可能性を信じてあげましょう
■本番に強くなるには
- 自己評価を下げすぎない
- 本番は通過点と思う
- 練習をたくさんやる
■練習方法は?
- 運動する機会を増やす(公園などで遊んだりして、意識しないで走る習慣を増やす)
- 正しい姿勢を覚えてもらう
私の子供は2人いますが、上の子はかけっこが好きで、その分負けん気が強く、1位ではないとかなり不満な様子でした。
親の私の声掛けはというと、頑張った点は褒めるものの、もうちょっとアレがこうだったらよかったんじゃない?・・・と余計な一言を言ってしまったりして子供自身自己評価が低い時期がありました。
余計な一言をグッと我慢してできるだけいい部分を褒めようと意識した結果、今はかけっこに関しては自信満々に走るようになりました。
親自身声掛けなど気を付けてはいてもなかなかうまくいかないこともありますがちょっと意識するだけで、子供の気持ちもだいぶポジティブなものになります。
今回ご紹介した声掛けなどは、日々の生活の中でも生かせるものだと思うので、少しずつお子さんとの関わりの中で、ポジティブなメンタルを築いてみてください!
来年こそ運動会でかけっこが走れますように!
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