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小学校運動会のコロナ対策!種目別の工夫方法紹介実例つき!

運動会

新型コロナの影響で、小学校の運動会のかたちも様変わりしています。

「3蜜をさける」「ソーシャルディスタンス」といわれるなかで、しっかりとコロナ対策をしながら運動会を開催しなければいけません。

そこで今回はコロナ禍で運動会を開催するときのポイントとなる「種目別のコロナ対策」「コロナ対策練習方法」「種目別の中止の基準」「コロナ禍での運動会開催の注意点」をまとめてみました。

実際にコロナ禍で運動会を開催した小学校の種目別アイデアや、感染対策などもまとめてあります。

「コロナで大変だけど、子供たちのために運動会をしよう!」と思ったときは、この記事をぜひ参考にしてみてください。

運動会のコロナ対策種目別で紹介:団体競技

ダンス

団体競技(騎馬戦や、ダンス、リレー)でのコロナ対策はどうする?

騎馬戦

騎馬戦は、コロナ禍で運動会を開催した小学校のほとんどが騎馬戦を中止にしていました。

理由は下に引用したガイドラインに配慮したからだと思います。

特に、児童生徒が密集する運動や、児童生徒が近距離で組み合ったり接触したりする場面が多い運動については、地域の感染状況等を踏まえ、安全な実施が困難である場合は、実施を見合わせることも考えられます。

 

(文部科学省HP Q&A(学校設置者・学校関係者の皆様へ) 問5運動会等の実施に当たり、どのような点に留意すべきか。 【1月14日更新】)

Q&A(学校設置者・学校関係者の皆様へ):文部科学省

コロナがおさまりをみせない今の段階では、接触の多い騎馬戦は中止にしたほうがよいと考えられます。

けれどせっかくの運動会。

六年生は小学校さいごの運動会になるので、「中止」だけじゃさみしいですよね。

なので、騎馬戦のかわりとなる種目をひとつ紹介していきます。

その名も「大玉はこび競争」

イラストのように、ふたり一組で棒と棒のあいだに大玉をのせて走る競技です。

大玉運び

これなら接触もふせげるので、感染対策としてもバッチリです。

このように、騎馬戦などはただ中止とするだけではなく、かわりとなる競技を考えるのもひとつの手です。

ダンス

子供たちが元気いっぱい踊るダンスですが、やはり間隔をあけることが大事。

わかりやすいように、めやすとなる場所にラインマーカーなどをひいておくのがおすすめ。

移動がはげしい踊りだと、どうしても接触や密集してしまうことにつながります。

なるべくダンスは前後左右などのかんたんな移動か、その場で踊れるものにしましょう。

 

Smile Up ! Project 〜みんなで踊ろう!前向き体操!!〜 関ジャニ∞

この動画のようにあまり移動はしていないけれど、かっこよくおどれるダンスがあります!

ダンスのふりつけの参考にしてください。

リレー

リレーでの感染対策ですが、ふたつの方法があります。

ひとつは「バトン」を長くすること

長くすることでバトンパスの位置がほぼきまるので、近づくことがなくなります。

もうひとつはバトンのかわりに腰にテープをつける方法

テープをつけたまま走り、つぎに走る人はテープを引きぬいてから走るルールになります。

ひとつのバトンをつかうリスクを防げますね!

リレー

どちらの場合も、走りおわったあとは間隔をあけて待機することを徹底しましょう。

コロナ対策練習方法は?

できるだけ小グループでおこなうこと。

グラウンドに人が多いときは換気しながら体育館でおこなうなど、できるだけ密集することをさけながら練習していきます。

ダンスなど動画をみて自宅で練習できるものは、なるべく自宅で練習してもらう方法もよいですね。

マスクや手指の消毒はもちろん、練習のあとにはバトンや大玉、棒などの自分がさわったものをきちんと消毒することをかかさないようにしましょう。

中止の基準は?

団体競技は人がいないと競技ができなくなるものが多いです。

地域の感染状況やコロナ関係で運動会を欠席する子供が数人でた場合などは、中止する方向で考えていきましょう。

運動会のコロナ対策種目別で紹介:個人競技

個人競技(徒競走や障害物競走)でのコロナ対策はどうする?

徒競走

腕をふっても接触しないように、レーンの幅を広くする対策をします。

めやすとなるレーンの幅は約2mです。

障害物競争

あみやとび箱など、手で直接さわらないとできないものはさけます。

かわりに平均台やハードルなどを利用しましょう。

でもそれだけだとさみしいので、

  • おいてあるフラフープをくぐって両手でもったまま走る
  • おいてある水のはいった紙コップを、水をこぼさないようにもって走る
  • かんたんな輪投げを用意する

などのつかったあとにすぐ消毒したりすてたりできるものを追加するのがおすすめです!

平均台

コロナ対策練習方法は?

団体競技は競技前の待機する時間が長いので、本番のために練習のときから間隔をとって待機するように指導しましょう。

中止の基準は?

個人競技は、少ない人数でも競技することが可能です。

運動会を開催するのなら、個人競技を中止にすることはほぼないと思います。

運動会のコロナ対策種目別で紹介:応援

応援合戦や応援方法でのコロナ対策はどうする?

応援合戦

一番の対策は大声をださないこと

ほとんどの学校が大声をだす応援は禁止にしています。

すこし物たりない気もしますが、かわりに手拍子や太鼓など音がでるものをつかっていきましょう。

どうしても声をだす場合は、フェイスマスクの装着をおすすめします。

そのほかにも、はたやペットボトルなどの小道具をつかう応援合戦もいいですね!

応援方法

応援合戦とおなじく大声はださないようにします。

かわりにプラカードやうちわに「がんばれ!」などの応援メッセージをかいて、応援していきましょう。

プラカード

コロナ対策練習方法は?

ちがう学年の合同で応援合戦をする場合は、代表の数人で各クラスをまわって応援練習したり、学校新聞に応援のポイントやコツをかいたりしてクラスごとに練習できるようにしておきましょう。

中止の基準は?

コロナの感染状況によっては、運動会の開催時間を短くすることがあります。

その場合ほかの競技を優先させるので、応援合戦は時間がなければ中止になる可能性が高いです。

競技の時間を考えて、十分時間がとれるときは実行していきましょう。

コロナ禍での運動会開催の注意点は?

子どもたちはマスク必須?

競技にでるとき以外はマスクをかならずつけておきます。

競技にでるときはマスクを袋にいれて、自分の席においてから招集場所にいきます。

運営の注意点は?

  • 指導するときには、大声をださずマイクやハンドマイクを利用する
  • マスクはなくした時のために1枚だけじゃなくて予備ももってきてもらう。
  • 感染状況によっては、学年ごとに開催日をずらす、午前と午後でわけて開催するなどの対策をする。
  • 37.5度以上をめやすに登校前に検温してもらい、高い場合は運動会の参加を中止してもらう。

保護者の見学は?

地域によって感染状況がちがいますが、保護者の見学は基本1~2人までがベスト

感染時のリスクをさけるためにも事前に高齢者は参加できないことを説明しておきましょう。

見学するときも基本は自分のお子さんがでているときだけみてもらうようにします。

そのためにも詳しいスケジュールをつくって、事前にくばっておくことが大事です。

お弁当の注意点

子供たちは教室、保護者は校庭や自家用車の中などで食べてもらうようにします。

食べるときもできるだけ会話をしないようによびかけておきましょう。

お弁当

まとめ

 

団体競技

コロナ対策

  • 騎馬戦 ⇒ 接触が多いので基本は中止、接触の少ない競技へ変更
  • ダンス ⇒ 踊る位置にラインマーカーをひく。できるだけ移動がないダンスに
  • リレー ⇒ バトンを長くする、腰のテープをバトンがわりにするなどバトンの対策をする

練習方法

小グループごとの練習や、動画を活用して自宅での練習

中止の基準

数人の欠席がでた場合は、中止の可能性が高い

個人競技

コロナ対策

  • 徒競走 ⇒ 走るとき腕がぶつからないように、レーンの幅をひろくする(約2m)
  • 障害物競走 ⇒ 手でふれなくてよい平均台やハードルを使用。消毒したりすてたりできる小道具(フラフープ、紙コップなど)も活用していく

練習方法

待機時間が長いため、練習時にも間隔をあけるよう指導

中止の基準

運動会を開催する場合、個人競技の中止はほぼない

応援

コロナ対策

  • 応援合戦 ⇒ 大声はださない、かわりに手拍子や太鼓をつかう。はたやペットボトルなどの小道具も活用する
  • 応援方法 ⇒ うちわやプラカードに応援メッセージをかいて応援する

練習方法

少人数で各クラスをまわって応援練習や、学校新聞を活用する

中止の基準

応援合戦は運動会が短縮されたときは中止の可能性が高い

コロナ禍での運動会開催の注意点

子どもたちのマスク

競技以外はかならずつける。競技前に袋にいれて、自分の席において招集場所へ

運営の注意点

  • 指導時はマイクやハンドマイクを利用
  • マスクは予備も用意
  • 状況によっては、学年ごとに開催日をずらす、午前午後でわけて開催などを検討
  • 37.5度以上は運動会の参加を中止

保護者の見学

  • 基本1~2人まで。高齢者は参加できないことを事前に説明する
  • 子供の出番だけ見学できるように詳細なスケジュールをつくり、くばる。

お弁当の注意点

子供たちは教室、保護者は校庭や自家用車の中など、わけて食事

コロナの状況によっては運動会を開催するかどうかはとてもむずかしい問題です。

それでも開催するときは今できるせいいっぱいのコロナ対策をして、子供たちのためにも楽しい思い出にしていきたいですよね。

この記事のアイデアがコロナ対策の手がかりになり、みてくれた人が後悔のない運動会を開催できるように願っています。

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