子どもたちは、あっという間にどんどんと成長しているものです。
こんなこともできるようになったとか、赤ちゃんの時には一喜一憂した方も多いと思いますが、中学生ともなると、大人ぶったりして、生意気に感じることも多くなってきますよね。
そんな中学生の子どもが、学校の体育祭に行きたくないと言ってきて、理由がさっぱりわからない!という親御さんのために、なぜ子どもが体育祭に行きたくないと思うのか、様々な原因をまとめてみました。
親子だからこそ、言ってはいけないワードを言ってしまいがちですが、その結果子どもがまったく話をしなくなったという家庭も少なからず見てきました。
そうならないために、体育祭に行きたくないという子どもの気持ちに寄り添いながら、どう解決していくのがベストか詳しく紹介していきます。
体育祭が嫌い!行きたくない・出たくない原因5選! その1:ただ単に面倒くさい
まず考えられる原因は、ただただ面倒くさいです。
現代は調べればネットでなんでも情報は手に入るし、オンラインでゲームもできる、特に必死に頑張らなくても生きていけるといっても過言ではありません。
そんな時代に必死で頑張る体育祭、そんなの面倒だと考える子どももいるでしょう。
だから行きたくない、嫌いと考えるのです。
この面倒くさいは体育祭に限らず他のことでも表れてくるので、早い段階で気付いて改善していけるといいですね。
体育祭が嫌い!行きたくない・出たくない原因5選! その2:恥ずかしい
次に考えられる原因は、その1で紹介した「面倒くさい」に少し通じるものがありますが、体育祭なので一生懸命頑張ったり、人前で競技をするのが恥ずかしいと思うことで、体育祭に行きたくないという考えになります。
親に見られるのが恥ずかしいと思う原因になることもあるので、恥ずかしいという理由の場合は、何がどう恥ずかしくて嫌なのかを聞いたうえで、親に見られるのが嫌という理由だったら、見に行かないという選択肢もあることを伝えてあげると、わりとすんなり受け入れてもらえることがあります。
親としては寂しいですけどね。
ここはグッと我慢です。
体育祭が嫌い!行きたくない・出たくない原因5選! その3:不安
続いて考えられる原因は、先生に怒られたり、失敗して友達に嫌われてしまうのではないかと不安になることから体育祭に行きたくないと思ってしまうことです。
練習の時などに、自分が失敗したことで周りからの冷たい視線を感じたり、先生がなんとなしに言った言葉が怒っているように感じたことで、不安は大きくなります。
大人になってからもありますよね。
不安は考えだしたらきりがないですし、不安が増えることで自信はどんどん失われていくものです。
自信を取り戻せるような声掛けをして、不安を取り除いてあげることができると、体育祭にも前向きに取り組めるようになるでしょう。
体育祭が嫌い!行きたくない・出たくない原因5選! その4:体調不良
中学生になると、男女ともに体の成長も著しいですよね。
成長痛と呼ばれるように、身体の急激な成長により、骨が痛んだりすることもあります。
そのため、本当に痛くてつらいから体育祭に行きたくないと言っていることもあります。
成長痛に限らず、体調不良が原因の時は、無理をしない方がよいでしょう。
発熱等症状がない場合は、無理のない範囲でできることをやろうね、といった声掛けができると子どもも安心するのではないでしょうか。
体育祭が嫌い!行きたくない・出たくない原因5選! その5:運動が苦手
身体の成長とともに、小学生の時には足が速かったのに遅くなったなど自分の成長に頭が付いていかず、プチショックを受けていることも考えられます。
その結果自分は運動ができなくなった、運動なんてしたくないと考えてしまいます。
出来なくなってしまったり、自分の思ったように体が動かないことで戸惑っている子には、自分の成長がすばらしいものだと思えるような声掛けをしてあげたいですね。
体育祭の練習や結果が原因でいじめになることも・・・
体育祭の練習中や、本番で例えば面倒くさいと投げやりだったり適当にやったことで、周囲からレッテルを貼られてそれがいじめの原因になることがあります。
他にも先に紹介した原因5選はいじめの原因となる可能性があります。
ほんのささいなことでも、いじめのきっかけになってしまうこともあるのです。
生徒や子供が体育祭に行きたくない!と言ってきた時の対処法は?
親御さんにお伝えしたいのは、子どもが体育祭に行きたくないと言った時、驚いて問い詰めないでほしいということです。
行きたくないというのは子どもからのSOSと思ってください。
SOSを発信してくれたということは、親を信頼している証です。
そのSOSをしっかり受け止めて、話を聞いてあげましょう。
子どもがうまく説明できなくても、その言葉の裏にある気持ちを理解できなくても、大事なのは耳を傾けて話を聞いてあげるということです。
子どもにとって安心して話ができる場所があることがなにより大事なことなのです。
子どもがいじめられているのでは?と親が不安になると、子どもも不安になってしまいます。
親としてどしんと構えて、子どもの不安の受け皿になってあげましょう。
嫌がる生徒や子供に練習は参加させるべき?当日は?
子どもから話を聞いたうえで、参加するかしないか悩むところではありますね。
子どもが自分でどうするべきか気づくことができるように道を作ってあげられることがなによりですが、そうでない場合は、子どもも一緒に親御さんと先生とで相談して判断するとよいでしょう。
参加するにしてもしないにしても、その判断によって子どもがさらに追いつめられることがないようにしたいものです。
まとめ
子どもが体育祭に行きたくない、でたくないと言ってきた時
- 原因を考える
- 話を聞く
- 参加するかしないか一緒に考える
この3つを軸に対処していくことをおすすめします。
なぜ行きたくないのか、その背景にどんな思いがあるのか、いじめにつながるような原因があるのではないかなど様々な状況を考えて親として冷静にでも親身になって話を聞いてあげられるといいですね。
子どものSOSをきちんと受け止められるように、親も成長していかなくてはいけませんね。
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