日本で運動会と言えば、だれもが経験する行事でそれが当たり前ですが、これが海外となるとどうでしょう。
運動会があるところもあれば、ないところもあり、競技も日本では定番のものが海外では違っていたりと、日本ではなじみのない競技があるかもしれません。
世界の運動会事情ってどうなのでしょう。
気になりますね。
また、日本の運動会を見た海外の人たちの反応はどうなんだろう。
ふとそんなことを思ったことがある人も多いと思います。
そんな疑問を抱えた人たちに向けて、日本の運動会を見た海外の人の反応や、海外の運動会事情を紹介させていただきます!
日本の運動会を見た海外の反応は?
日本の運動会を見た海外の人たちはどんな反応をしているのでしょうか。
- これは軍隊?
- たくさんの子供が一斉に同じ動きをするなんてしんじられない!
- なんて楽しそうなんだ!うらやましすぎる。
- ダンスがかわいいね。
- こんな学校生活を送りたかった・・・
入退場で大人数の生徒が並んで行進する姿は外国の人にとっては軍隊を連想してしまうかもしれませんね。
そして、まだ小さな幼稚園や小学生が足並みそろえて入退場をしたり、遊戯をしている姿を見ると、ビックリする人が多いようです。
そんなビックリした人の意見もあれば、小さい子の遊戯や、中学生にもなれば、かなりしっかりとしたダンスを披露する学校もあります。
こういったエンターテインメント性の高い競技をうらやましいと感じる人もいるようです。
国による感じ方の違いはありますが、驚く人は多いみたいですね。
なぜ日本の運動会は海外の人に驚かれる?
ではなぜ、日本の運動会は海外の人に驚かれるのでしょうか。
整列のしかたを知らない
日本の学校では日ごろから朝礼や体育の授業でも整列をする習慣があります。
海外ではそのような整列をする習慣がないところもあるため、整列をほとんどしたことのない人からすれば、驚いてしまうのも無理もありません。
1日を使って家族も応援にくる行事をすることがほとんどない
1日を使って保護者が見に来る行事はほとんどありません。
行事を行う場合も放課後を利用して希望者が参加するスタイルが多いようです。
エンジョイすることに重きをおいている
アメリカの学校の場合は、スポーツに力を入れるのであれば部活動に専念するため、授業でのスポーツはあくまでも体を動かして楽しむものという位置づけになります。
日本の何週間も前から練習して本番にのぞむスタイル自体が驚いてしまいますね。
国によっても驚くポイントは違ってきますが、日本では当たり前にやっている整列も、習慣になっていない国の人からしてみれば驚きの行動に見えるようです。
海外の運動会事情は?
海外には運動会はあるのでしょうか?
あるとしたら日本とはどんな違いがあるのか紹介します。
アメリカ
運動会と似たような行事としてField dayというイベントがあります。
競技は、州や学校によって違ってきますが、レクリエーション感覚なのでソフトボールの遠投やサッカーのPKなど練習の必要ない個人競技が多いです。
日本のように1日開催ではなく、半日で終わるところが多いようです。
保護者は見に来ることはあまりないようです。
フランス
フランスには運動会はほとんどありません。
そもそも授業参観や入学式も行わないそうです。
学校によっては1種目程度するところはあるそうですが、行わない学校がほとんどです。
イギリス
アメリカと似ていますがSports dayというイベントがあって、スポーツを楽しむイベントとして行っています。
イギリスは学年ごとにチームが分かれることが多く、スプーンレースや麻袋に足を入れてジャンプして進んでいくレースなどをします。
アメリカと同じように短い時間で終わり、保護者は見に来る人が多いそうです。
中国
中国は幼稚園から大学まで運動会があります。
人口の多い中国なので、その規模も大きなものになります。
競技も、日本は団体競技が充実しており、それが見どころでもありますが、中国は高跳びや幅跳び、投てきなど個人競技が充実しています。
人口の多さから、全員が競技に出場できないこともあり、事前に予選会を行う学校もあります。
欧米と比べると日本と近いところはありますが、日本は音楽や演出にも力を入れますが、中国は演出なしで競技を重視するところがあります。
タイ
タイでも運動会は行われます。
チアリーディングやマーチングバンドをおこなったり、手作り衣装まで用意するところもあるようです。
競技は、陸上競技やバスケット、バレーボール、あとはタイではポピュラーなペタンクという競技をやる学校もあります。
運動会だけじゃない!海外の人が驚く日本の学校行事は?
これだけ外国と習慣が違うと運動会だけじゃなく、ほかの行事もビックリされちゃうの?って思いますよね。
そのあたりはどうなんでしょう。
紹介します!
文化祭
アメリカなどの学校では似たような行事でタレントショーと呼ばれるイベントがあります。
これは個人やグループそれぞれが歌やダンス、楽器など特異なものでオーディションを受けて、合格した人が出ることのできるショーです。
日本のようにクラス単位で何かをするということに驚くようです。
入学式、始業式、終業式
欧米の学校はこれらの行事はありません。
期待に胸膨らませる入学式だって親は送り迎えをするだけです。
子供たちは初日から授業です。
海外の人が日本の入学式を見たら、校門の前に掲げられた看板や装飾、ピシッと正装したたくさんの親子を見てびっくりすることでしょう。
<番外編>掃除の時間
これは学校行事ではありませんが、日本では当たり前に行われている掃除の時間も海外の人から見ると驚くことのひとつです。
欧米などでは用務員さんがその仕事を担うことが多いので、この日本の習慣を知った人はビックリしてしまうようです。
勉強をする場なのになぜそんなことをさせるの?と思う人もいるものの、自分が使う環境に責任を持つことやクラスの連帯感が生まれることは素晴らしいとポジティブな感想を持つ人もいます。
日本の運動会を見た海外の反応は?運動会をやる風習はあるの?まとめ!
- 日本の運動会を軍隊のようだと感じてしまう人がいるものの、その雰囲気が楽しそう、うらやましいと思う人も多い。
- 海外の人は整列をする習慣がないため、みんなが同じ動きをする整列やダンスに驚く人が多い。
- 欧米の学校はどちらかというと楽しくすること重視で練習はせずに希望者が参加するスタイルで時間も放課後や半日で終わらせる。中国のように演出より競技重視で行う国もある。
- 日本ではあたりまえの文化祭、入学式、始業式、終業式は海外の学校はないところがほとんどなので驚かれます。
日本では当たり前に行っていた運動会がこんなに驚かれていたことに私自身もビックリしてしまいました。
昔、海外留学にあこがれていた時代がありましたが、今回紹介したような行事や考え方の違い、それぞれの生活習慣から知らなかったことを知っていくことがとってもワクワクしたので、物怖じせず挑戦すればよかったなって思います。
そこそこ歳を重ねてきてしまいましたが、あきらめることなくこれからもいろんな世界のことを知って視野を広げていきたいです。
今回ご紹介したものが少しでもお役立てたら嬉しいです。
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