小学校の運動会、大いに盛り上がるイベントです。
運動のできる子供はヒーローになれるイベントですのでいつも以上に一生懸命になってしまいます。
しかし、盛り上がるのは競技ばかりではありません、応援団の応援も会場を湧かせとってもかっこいいもの。
私も子供の頃声がでかいからと応援団をやっていた経験があります。
団員みんなで声を合わせ、踊って、自分のチームを応援したり、相手チームにエールを送ったり。
団員全員で一致団結して行うととても美しく、かっこいいと自我自賛したのを覚えています。
掛け声や踊りなどみんなでやると迫力があって見ていて美しいものになります。
応援団の指導をする先生方に役に立つものを集めましたので会場全体が盛り上がれるよう参考にしてください。
小学校運動会応援団のコール・掛け声の種類は?
応援コールや掛け声には、味方だけでなく観客も巻き込んで絶対に勝ちに行く!そんな雰囲気を作り上げることができる大変重要なものです。
まず、応援コールをいくつかご紹介します。
色コール
チームの色を連想させるものをみんなに問いかけ、全員で色を答えるという定番なコールです。
どのようなものか赤組を例にあげて紹介します。
色コール:例
「炎の色は?」「赤!」
真っ赤に燃え上げる炎は赤を連想させる言葉、気持ちを高ぶらせる炎の言葉も運動会にはぴったりの言葉です。
「東京タワーの色は?」「赤!」
頂点を連想させる高い塔は優勝を目指す意気込みを連想をさせます。
「シャアのイメージカラーは?」「赤!」
少しユーモアのある問いかけです。
キャラクターや流行で色を連想できるものがあれば使ってみると面白いですね。
「優勝するのは?」「赤!」
最後はこの言葉でしめて、優勝の意思表示をしましょう。
みんなが知っている食べ物や乗り物、なんでもいいので問いかけて色を答えます。
赤・白組以外の色でも使える定番のコールです。
地元の名産や流行のものをとりいれても面白いものができるので自分たちらしいものを選んでみてください。
イケイケコール
こちらも定番のコールです。
こんな感じで掛け声を行います。
味方を後押しできるので、応援合戦だけでなく競技中の応援でも使えます。
盛り上げコール
みんなに盛り上がっているか?と聞いて、みんなが答える応援コールです。
- 「盛り上がってるかい?」 全員で「オー」
- 「楽しんでるかぃ?」 全員で「オー」
- 「優勝するのは?」 全員で「赤組!」
どのコールでも、みんなで声を合わせる必要があるのであらかじめ全員にやり方を伝えておく必要があります。
団長が大きな声でしっかり伝えましょう。
応援合戦参考動画
こちらでは、イケイケコールや色コールなどが使われています。
とてもよくまとまっていて流行のネタなどを組み込んだ盛り上がる応援になっています。
小学校運動会応援団の演舞の種類は?
演舞
舞を舞って公衆に見せること。また、舞を練習すること。
(引用元:Goo国語辞書)
ダンスなどのパフォーマンスを会場に来ている皆に見せるということです。
みんなで息を合わせて行うこの演舞。
とっても迫力があり、全員でそろってやるとすごくきれいで見ていて気持ちのよいものです。
そんな演舞のネタをいくつかご紹介します。
よさこい
お年寄りから子供まで多くの人が知っている伝統的な踊りなので人気の演目です。
よさこいを大人数で踊ると大迫力でかっこいいこと間違いなし、よさこいで使用する“鳴子”も100均一で売っているので道具がそろえやすいのもおすすめです。
ハカ
ラグビーワールドカップで有名になったニュージーランドの踊り「ハカ」。
戦いの前に自分たちを鼓舞するために踊られたということあってそろって踊ると圧巻の迫力です。
全身タイツ
その名の通り全身をタイツで覆ってダンスしてみてはどうですか。
ギャグに見えるかもしれませんが一色でまとまった色の1つ1つのダンスがシンクロすると統一感がでてとても美しいものになります。
視覚的には面白いので笑いもとれていい思い出になります。
よさこい動画
小学校運動会応援団の手拍子の種類は?
よく耳にするのが手拍子、リズムやダンスに合わせて手を打つことでまとまりのあるものになっていきます。
では、どんな手拍子があるのでしょうか。
手拍子
手を打ち鳴らして拍子をとること。また、その拍子
(引用元:Goo国語辞書)
拍子とは音楽のリズムを作る基本単位のこと。
つまり、音楽のリズムに合わせて手を打つこと。
西洋音楽では強拍に連なるいくつかの拍の集まりの繰り返しをいいます。
二拍子
タンチャ・タンチャ・タンチャのように一小節のなかに強(タン)と弱(チャ)がありこれを繰り返すリズムで、行進曲(マーチ)のリズムで使われます。
三拍子
ワルツで使われるリズムで、タンチャチャ・タンチャチャのように強弱弱を繰り返すリズムです。
三・三・七拍子
これは西洋の音楽の拍子とは違う定義で使われている日本特有のリズムです。
援ではよくつかわれるリズムです。
参考動画:応援手拍子
こちらの動画は三・三・六拍子でリズムとっています。
拍子のとり方の参考にしてください。
応援でよく使われるのは三・三・七拍子の手拍子ですが、音楽に合わせて全員で手を打ち荒らすことで大きな音になります。
手拍子だけでなくペットボトルに小豆を入れて音をだしたりするともっと迫力のある音を奏でることができますのでそんな工夫もいいですね。
小学校運動会応援団の替え歌は?
運動会の競技と同じように盛り上がる応援合戦、応援歌を歌うことでさらに大きな盛り上がりを見せます。
応援歌は、味方チームを鼓舞し士気を上げたり、相手チームを称えてフェアに戦うことを誓ったり応援合戦になくてならないものです。
そんな応援歌の曲選びですが、どんな曲がよいのか迷います。
親世代でもしっている曲などおすすめを紹介します、ただその曲を歌うだけではカラオケ大会になってしまうので運動会風に歌詞をアレンジして会場を盛り上げましょう。
ガッツだせ!!/ウルフルズ
運動会に勝つにはガッツが必要です。
この曲を聴くだけでも頑張ろうという気持ちになります、運動会の応援ソングにはぴったりの歌です。
替え歌例
ガッツだぜ!赤(白)組魂!
ガッツだぜ!優勝とるぞ!
ガッツだぜ!赤(白)組ド根性
赤(白)組 汗かいて 優勝 Go
100%勇気/光GENJI
アニメの歌でおなじみなのでみんなが知っている曲です。
聞くと勇気が湧いてくる歌です。
応援歌で使う定番の曲でもあります。
替え歌例
そうさ 100%勝利
もうだしきるしかないさ
僕たちがつかむ輝き
絶対に優勝するぞ オー!
Ultra Soul/ B’Z
世界水泳のテーマソングにもなった歌ですので知っている人は多いです。
知っている曲だからこそ全員で合わせやすい一曲ですね。
替え歌例
夢じゃないあれもこれも その手で勝利をつかみましょう
祝福が欲しいのなら 全力出してみんなで勝ち取ろう
そして輝く 赤(白)優勝 HEY
替え歌のポイントは
- チームカラーを入れる
- 勝利、全力などの前向きな言葉を入れる
- 優勝を連想させる言葉を入れる
すると運動会の応援ソングらしい歌詞に変えることができます。
紹介したもの以外でも、ヒーローものの主題歌は励ます歌詞が多くつかわれていることが多いですし、人気のアニメなどはみんなが知っている曲が多いです。
ラグビーのヴィクトリーロードを使ってもいいですね。
参考動画:ヴクトリーロード
小学校応援団の指導方法とポイントは?
応援団はチームです、全員がその意識を持つことが大切です。
しかし、希望して応援団に選ばれるひとばかりではないので最初はとても大事。
応援団に入ってよかった、楽しそうという雰囲気にしてあげることが大切です。
指導のポイント
- チームとしての意識を持たせる
- 練習は指導者が最初にくる
- 率先して応援する立場の意識を高める
- 運動会が終わったらほめる
まず、チームとして心を一つにする必要があります。
しかし、全員が希望して応援団に選ばれたわけではありません。
そんな子供たちにこのチームで頑張れそうと感じさせるためには指導者のパフォーマンスを通じてチームとしての意識づくりが重要です。
はじめに子供たちを驚かせるぐらいの大きな声で自分の意気込みを伝えましょう。
クラス以外の知らない子供も多い中でのチーム作りではこういった指導者がまずやって見せるということは雰囲気を作るうえでとても大切な過程です。
また、応援の振り付けや掛け声を合わせるために、朝、放課後あるいは昼休みなどに集まることがあると思います。
小学生はまだ遊びたい、そんな中練習のために遊ぶ時間を犠牲にしているので応援団でよかったと思えるように指導者は最初に来て迎えてください。
練習では、自分たちがチームの代表として盛り上げていく立場であることを意識づけるためにも一人一人に振り付け・掛け声など丁寧に指導していくことを心掛けましょう。
モチベーションを維持させるためにも、練習に変化を持たせる工夫も必要です。
応援に必要な小道具などは後から渡すなどして変化を持たせることで飽きずに練習をやりきることができます。
無事運動会が終わったらねぎらいをこめて解団式をしましょう。
応援団をやりきったというよい思い出になること間違いなしです。
運動会までの短い期間での練習になりますので最初にしっかりとした目標とスケジュールをたてることも指導者の役割として大切です。
応援団に向いている生徒は?
応援団員に必要なのは優れた技術や特別な知識よりも“やる気”が最も必要です。
やりたいという子供を応援団に選ぶのが一番です。
特別な決まりがなければ男女の比率は気にしなくてもいいです、男の子でも女の子でもやる気のある子が応援団員に向いています。
しかし、なかなか決まらない場合もあると思います。
私は声が大きいという理由で応援団に選ばれました。
決まらない場合は推薦や多数決での決定も仕方ないですが、最後によかったと思えるようしっかり指導していきましょう。
応援団長もやる気があり立候補があったならしっかり検討してあげる必要があります。
しかし、団長は応援団のリーダー、ある程度持っているといいスキルがあります。
- リーダーシップがある
- 周りを盛り上げる能力がある
- 周りからの信頼がある
どうしても決まらない場合は指導者がこれらの能力のある子どもを選出してあげましょう。
まとめ
小学校の応援アイデア、応援団員の指導のポイント、選出方法をご紹介してきました。
《応援のアイデア》
- コール・掛け声
- 演武
- 手拍子
- 替え歌
《指導のポイント》
- チームとしての意識を持たせる
- 練習は指導者が最初にくる
- 率先して応援する立場の意識を高める
- 運動会が終わったらほめる
《応援団員の選出ポイント》
やる気のある子を選出するのが一番
どうしても決まらない場合は
- 推薦や多数決
- リーダーシップがある、周りを盛り上げる能力のある子を選出
小学校の運動会は競技ばかりが盛り上がるものではなく、応援合戦も見どころの一つです。
大きな声で、踊りで、手拍子で、応援歌でみんなが一致団結しチームを応援する様子は見ている方も一生懸命に応援できるポイントでもあります。
応援団員に最も必要なのはやる気、男も女も関係なくやる気のある子には応援団をやるチャンスをあたえてください。
なかなか決まらない場合は推薦や多数決も仕方ないですがリーダーシップがある、周りを盛り上げる能力がある子供を選出するようにしましょう。
運動会まで短い期間で集められる応援団員をうまくまとめて色々なアイデアで思い出に残る、また、応援団に入ってよかったと思えるようにしっかりとした指導をするようにしましょう。
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