保育園の運動会といえば、子どもに負けず張り切ってしまうのが保護者の方ですよね。
場所取り・応援・お弁当などはもちろんですが、何より親子競技ほど意気込んでいるものはないと思います。
そんな子どもと一緒に楽しめる親子競技は保育園の運動会で一番の思い出になりますよね。
でも、どういう親子競技を計画すると盛り上がるのか・・・先生たちも悩みますよね。
そこで今回は、3歳児に注目をして、3歳児の子が無理なくでもちょっと頑張れるような親子競技を5つお伝えしたいと思います。
保護者の方の笑みもこぼれてしまうような、そんな競技です。
親子競技保育園3歳児向けアイデア5選! その1:お宝ゲットだぜ
船に乗って敵を倒しながらお宝をゲットするという冒険型親子競技です。
親子で船に乗って剣で敵を倒していき、最後にお宝をゲットします。
お宝をゲット出来たらスタート位置に戻って次の人へ船を渡します。
服装も本物の海賊のようにターバンを巻いてやると気合もはいりそうです。
今回、例えに挙げている動画では宇宙を題材にしていますが宇宙もおもしろそうですよね。
クラスのおともだちを3つか4つほどのグループに分けて競い合う団体戦にすると盛り上がりますよ。
用意するもの
- バンダナ
- 船(段ボール製)
- 剣
- 敵(崩せるように段ボールで積み上げて作ります)
- 宝箱
- お宝(お菓子など)
ルールを理解させるコツ
練習の時には先生が保護者の役となるといいですね。
おともだち2人組で練習をしてしまうと、本番で前に乗り込むところをうっかり後ろに乗ってしまいます。
また、敵を倒すときは剣でたたくというよりは剣で押すようにするといいことも実際に見せながら話しておくとスムーズに段ボールの敵を崩すことができます。
敵を倒してお宝をゲットしたらスタートの位置に戻って次のおともだちに交代をするので、その時にタッチをする動作を加えると、団体競技ということが分かりやすいと思います。
親子競技保育園3歳児向けアイデア5選! その2:おつかいできるもん
3歳くらいになると、自分でできることが多く増えていきますよね。
いつもお父さん・お母さんと買い物に行っているからおつかいだってできるもん、という子どものできる気持ちを盛り立てる競技です。
よーいどんで子どもたちは順番にスタートします。
平均台の上を歩いたり、ケンケンパをしたり・・・障害物を超えて、引いた買い物カードに書いてあるヒントを見てお買い物をします。
今回、例えに挙げている動画内容に加えて、子どもたちに買い物袋を持たせたり、保護者の方がお金を持ちそのお金を使って買い物をすると、さらにリアリティがでて面白そうですね。
用意するもの
- 買い物なぞなぞカード
- 買い物かご
- お野菜など
- お金
- 平均台
- マット
ルールを理解させるコツ
なぞなぞに親しんでもらうために、お遊びの時間に簡単ななぞなぞタイムを設けるようにするといいですね。
「夏のお野菜で顔が真っ赤なものはなに?」のように3歳児に分かりやすい問題にすることが大切です。
親子競技保育園3歳児向けアイデア5選! その3:パンツでパパッと親子で玉入れ
運動会の定番といえば玉入れですよね。
その玉入れをちょっとイジッて楽しい親子競技にしてみました。
初めにデカパンを履いて親子が一体となります。
そして落ちている玉を拾って、かごに投げ入れていきます。
決まった数を入れることができたら、次の人にバトンタッチです。
近くに高いかご、遠くに低いかごをおいて、入れやすさを取るか距離を取るか親子で作戦会議を練るのも楽しそうですね。
用意するもの
- 親子二人が入れるでかいパンツ
- ボール
- かご
ルールを理解させるコツ
でかパンには片方ずつ保護者と子どもたちが入りますので、両方の足でズボンの穴に入り込むことを覚えてもらうことが大切です。
履く前にズボンを置いて、足を通す輪にジャンプするよという風に教えるといいですね。
親子競技保育園3歳児向けアイデア5選! その4:しゅつどう前進
子どもたちに馴染みのある乗り物の一つが消防車ですよね。
消防車に乗っている消防士さんに親子でなってもらいます。
まず親子が入れる段ボールを用意して、輪の状態で親子が入り込みハイハイの形で前へ進んでいきます。
保護者の方は体力勝負ですね。
その先に待ち構えているのは火事になっている家です。
家の中にボールという名の水が投げ入れられるように作り、3個投げ入れることができたら消火成功。
子どもたちには小さい家を、保護者の方には高いビルを頑張ってもらいます。
親子で一生懸命に消火活動をしている姿はかわいいと思いますよ。
用意するもの
- 大きな段ボール(キャタピラーのように使います)
- ボール
- 火事の家やビル(窓のところはボールを投げ込むために開けておきます)
ルールを理解させるコツ
段ボールの中におうちの人と入ってハイハイで進んでいくので、ここの進む練習を重点的にするといいですね。
段ボールでどこまで進んでいくのか中にいると分かりにくいので、ゴールのところに縄を置いておいて、ポコッと感じたら出ていいよという風に伝えるとわかりやすいです。
親子競技保育園3歳児向けアイデア5選! その5:すし食いねぇ
子どもたちの大好きなおすしになって競争しましょう。
保護者はトラックの左側、子どもたちは右側に並びます。
1回に5人ずつほどでよーいどん。
保護者の方は途中においてある白い布(酢飯)を着ます。
子どもたちは好きなおすしのネタを背中に背負ってトラックの真ん中で酢飯とすしネタが出会います。
そして保護者の背中におんぶで乗り、おすしの完成です。
乗る前に、緑色のワサビを挟むというワンアクションがあっても面白そうですね。
子どもをおんぶした保護者はゴールに向かって走ります。
日ごろおんぶをする機会というのはありそうでなかったりしますよね。
おんぶされた子どもたちはきっとキラキラ笑顔間違いなしです。
用意するもの
- 酢飯に見立てた白いマント
- 寿司のネタ(背負えるように紐付き)
- わさび(緑の布で作る綿入りのクッション)
ルールを理解させるコツ
おうちの人とはスタートの位置が違うけど途中で会えることをしっかりと伝えておきましょう。
おすしのネタは好きなものを取って背負ってから走り出すように練習してもらいます。
転ぶと危ないので手に持って走るのはダメだよということは伝えてくださいね。
3歳児向け親子競技のネーミング案:付け方と具体例10選!
保育園から運動会のプログラムが配られると、クスッと笑ってしまうことってありますよね。
競技演目におもしろいネーミングを付けていたり・・・よく考えているなぁと感心させられます。
3歳児親子競技の演目もおもしろいネーミングを付けてみると、プログラムを見た保護者の方も、どんな競技だ!?とネーミングから想像してワクワクしてくれること間違いなしです。
これから面白いネーミングの付け方と具体例をご紹介します。
親子競技のネーミングの付け方のポイント
- 子どもに馴染みのあるアニメから取ってみる
- クラスで流行っている遊びから取ってみる
- 今流行っているものから取ってみる
- 多くの人が知っているというようなものから取ってみる
この3つのポイントを入れ込みながら、ネーミングを考えるといいですよ。
それでは具体例を10個挙げていきますね。
1.君のなわ。
ご存じの通り、異例の大ヒットとなった映画、君の名は。のタイトルをマネした綱引き競技です。
綱引きに限らず、なわを使う競技には使えますね。
2.アミとウミの女王
子どもたちから大人まで幅広い世代で支持された映画、アナと雪の女王からマネをした障害物競走です。
海の見立てた世界で網くぐりや、簡単な魚釣りなどを取り入れた競技におすすめです。
3.ものよけ姫
ジブリで人気の映画、もののけ姫からマネをした障害物競争です。
転がってくるボールを避けながら走ったり、くねくね縄を踏まないように進んだり・・・ものを避けていくことがメインの障害物競争にピッタリです。
4.いつ走るの?今でしょ!
このセリフは知らない保護者はまずもっていないですよね。
林修先生の定番フレーズです。
親子競技でのかけっこやリレーなど、走る競技にはもってこいの保護者の意識を高めるネーミングです。
5.安心してください、まっすぐ走れますよ
お笑い芸人、とにかく明るい安村の定番フレーズからマネをしたかけっこ競技です。
3歳児でもしっかり走れるよ、というアピールもかねたクスッと笑える競技名ですよね。
6.借りもんgo
子どもたちも大好きなポケモン、そして大人もハマったスマホゲームのポケモンgoをマネした借り物競争です。
眼鏡をかけている人・赤いものをもっている人など、3歳児でも分かりやすいクイズで借り物競争でGOしてみましょう。
7.オフィシャル髭男sing
今人気の歌手グループといえば、髭男ですよね。
その髭男のグループ名からマネしてみました、ダンス演目です。
親子で口ひげを付けて踊ってもらうとかわいさも面白さも倍増ですね。
8.親子でタピる?
全国的に大ブームとなったタピオカドリンクですが、そのタピオカドリンクに見立てた親子玉入れです。
玉入れのかごをドリンクのカップのように飾り付けてみると面白そうですよね。
9.タイソウさんだぞ
お笑い芸人のトレンディエンジェルの一人、斎藤さんの鉄板ネタといえば「斎藤さんだぞ」ですよね。
幼稚園児には今でも面白くものまねされています。
親子で元気にタイソウさんだぞ、で音楽体操など楽しそうですよね。
10.ニコリンピック2020
2020年の日本の大目玉といえば、東京オリンピックですよね。
そこから是非ともネーミングもあやかりたいところです。
障害物競走や親子リレー、なんでもオリンピック、笑顔でニコリンピックです。
親子競技保育園3歳児向けアイデア・ネーミング案のまとめ
- 親子競技は子供の成長を感じられるものを選ぼう
- 親子競技の内容は子どもたちの興味がわくようなものを選ぼう
- 親子競技で、おうちの人と子どもたちが1つになれるようなものを選ぼう
- 親子競技のネーミングは、保護者目線で選んでみよう
- 親子競技のネーミングは、子どもにも馴染みのあるものからチョイスしてみよう
- 親子競技のネーミングを今流行っているものからもじってみよう
親子競技でおうちの方と一緒に何かをするということは、子どもたちにとっては特別な時間ですよね。
その特別な時間となる親子競技では、楽しんでもらうことはもちろんですが、まずはおうちの人に体を使って子どもたちと夢中になってもらうこと、そして子どもたちは3歳児でもちょっとがんばればできるよというところをおうちの人に見てもらえるような内容にすることも大切です。
私自身もそうですが、多くの保護者の方は親子競技に対して非常に気負っています。
子どもの前ですから、いいところ見せたいですよね。
その気負っているのをほぐしてあげるのが、おもしろネーミングです。
ネーミングで保護者の方の気持ちもリラックスしてもらえると少し肩の力も抜けそうです。
保育園の3歳児というのはめまぐるしく成長していきますよね。
親子競技を通して保護者の方には子供の成長を楽しんでもらいながら、1度しかない3歳での保育園の運動会の思い出を作ってもらいたいです。
また、競技はもちろんなのですが、小道具も力を入れてみると会場の雰囲気がグッと盛り上がること間違いなしですよ。
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