運動会の親子競技って、見ているだけでほっこりあたたかい気持ちになりますね。
保育園ともなると、まだ歩けない赤ちゃんもいるので、小さいクラスの子たちは親子競技がメインになるのではないでしょうか。
特に2歳児クラスは、やっと歩けるようになった子や思いのまま走れる子、生まれた月によっても成長の幅が広いので、どんな親子競技をしたらよいか悩みますね。
観る側の保護者はそんな運動会は楽しみでしょうがないですが、先生たちにとってはそんな保護者の期待に応えるべく、どんな親子競技にするか、ルールはどうしようか、色々悩ましいものがあります。
特に今年はオリンピックイヤーということもあって、うまいこと親子競技にからめたら盛り上がるんじゃないか、なんてことも考えている先生もいるのではないでしょうか。
そこで、今回はそんな頭を悩ませている保育園の先生たちに、どんな親子競技があるか、特に2歳児に向けたおすすめのアイデアや、2歳児クラスの親子競技にも使えるアイデアを紹介していきます。
親子競技保育園2歳児向けアイデア5選!その1 親子で灯そう聖火リレー
オリンピックにちなんだ競技です。
オリンピック気分を親子で味わいながら走ってもらいましょう。
用意するもの
- サランラップの芯(トーチの持ち手になります)
- カップ麺などの空き容器(聖火が入る受け皿になります)
- スズランテープ・赤(聖火になります)
- 大き目のかご(聖火台用)
作り方
トーチ
- 空き容器の底に穴をあける(ラップの芯が通るくらい)
- ラップの芯を容器に通す(グラつくようだったら固定)
聖火
- スズランテープを厚紙などに何重か巻き付けます(10周以上は巻いたほうが炎っぽさが出ます)
- 巻き付けたら、厚紙を外します。
- 片方の輪はひもなどで縛ります。
- もう一方の輪はハサミで輪の部分を切ります。
- 輪を切ったほうのスズランテープを裂きます。
聖火台
高さ調節のできる玉入れ用のカゴが保育園にあるようでしたら、それを使ってもいいでしょうし、もちろん工作で作ってもOKです。
ルール
- スタート地点には聖火を人数分用意します。
- 折り返し地点に聖火台をセットします。
- トーチがバトンの代わりになります。
- 走者の親子はトーチに聖火をセットし(聖火の結んである部分をラップの芯に固定するような感じで)折り返し地点まで親子で向います。
- 折り返し地点に着いたら、聖火台に聖火を入れます。
- 次の走者へトーチをつなぎます。
リレーのオリンピックバージョンという感じです。
最終的には聖火台に聖火が灯されたようになるので、達成感も得られるのではないでしょうか。
時間も人手も足りない・・・という時にはトーチをひとつ作って、そのトーチをバトン代わりに使ってリレーをするのもありですね。
園児たちへの説明は、トーチと聖火を見せて、聖火の赤いポンポンをできるだけ落とさないように、かごに入れてこようね。というような感じで説明するとよいでしょう。
親子競技保育園2歳児向けアイデア5選!その2 お馬でパッカパッカおんぶ競争
おなじみおんぶ競争も、アレンジ次第で色々できそうですね。
ルール
- 保護者の方がお馬になり、お子さんを上に乗せます。
- 横一列になってよーいドン!でスタートです。
もちろんおんぶで競争もありですし、抱っこでもいいですね!
園庭が広ければリレー形式でも盛り上がりそうです。
お馬もおんぶも抱っこも、子供が落ちてしまわないように、園児にはお父さんお母さんにギューッとつかまっていてね、と大げさに言うくらい言うといいですね。
親子競技保育園2歳児向けアイデア5選!その3 汽車にのってレッツゴー!
段ボールの蓋と底の部分を切り取って、汽車を作ります。
周りにはクラスの絵やカラーなど装飾をするといいですね。
作った汽車に乗ってスタート!
リレー形式で行うと盛り上がりそうですね。
汽車でなくても、消防車やパトカー、宇宙船などにしてもいいですし、途中に障害物を置いてもいいですね。
消防車だったら、的を炎にして水を模したボールなどで消火活動風にしてみたり、宇宙船だったら、宇宙人を倒したり、色々とアレンジできそうです。
汽車も、底を切り抜かない段ボールにひもを付けたものにお子さんが入って、保護者が引っ張るレースでもいいかもしれません。
園児たちへのルール説明は、汽車だったら、パパ、ママをゴールまで連れて行ってあげてね、などお子さんメインで説明をしてあげるとやる気もアップしそうです。
親子競技保育園2歳児向けアイデア5選!その4 トトロとさんぽ
用意するもの
- お面(トトロ)
- トンネル
- どんぐりや野菜など工作したもの
- 大きなトトロ(口の部分をあけます。子供の身長より大きめに作ります。)
ルール
- お面は保護者でもお子さんでも、2人かぶってもいいです。
- スタートしたら、子供はトンネルをくぐります。保護者はサポートです。
- トンネルから出たら、どんぐりやら野菜が転がっているので拾います。
- ゴールには大きなトトロがいます。少し大きいので、保護者の方が抱っこして拾ったどんぐりなどをトトロのお口に入れます
園児への説明は、「トトロさんはお腹がすっごくペコペコなんだって。かわいそうだからトトロのためにごはんをとってきてあげようね。」と言ってあげるとイメージがわきやすいですね。
親子競技保育園2歳児向けアイデア5選!その5 あつまれおすしちゃん
用意するもの
- おすしのネタを書いたカード
- ネタっぽい色のリュックなど(背負えるもの)
- ワサビ色の布(帽子など)
ルール
- スタートしたら、落ちているカードを拾い、どのネタが書いてあるか確認します。
- カードに書いてあったネタのリュックを子供が背負い、保護者はお子さんをおんぶします。
- パン食い競争のように吊るしたワサビ(布)を取り、保護者とお子さんの間にはさみます。
- ゴールに向かって走ります。ゴール地点がお皿のようになっていると気分も出ますね。
園児たちへの説明は、「パパ、ママといっしょにこれからお寿司になってもらいます。おいしいお寿司にしてくださいね!」と説明するといいですね。
2歳児向け親子競技のネーミング案!付け方と具体例10選!
親子競技のネーミングも悩みどころですね。
できれば、パンフレットを見てクスッと笑えるような競技名があったら競技を観る楽しみも倍増するのではないでしょうか。
どのようなことを意識してつければいいのでしょうか。
それは、流行りの言葉やキャラクターなどを意識するといいでしょう。
ドラマなどの決め台詞とか、流行語大賞とか、お笑いの決まり文句とか。
プログラムを見る保護者世代の感覚で考えてもよいでしょう。
2歳児向け親子競技ネーミングアイデア10選!
1.令輪!親子で~(競技名)
令和とからめたネーミングです。
おんぶ競争などの折り返し地点などに輪投げを使用する競技にいかがでしょうか。
2.「ONE TEAM」~(競技名)
ラグビーW杯で流行語にもなったONE TEAMを入れることで、競技も一体感が増すこと間違いなしです。
3.君の縄。 電車でGO
みなさんご存じの「君の名は。」をアレンジしてのネーミングです。
電車競争などで使う電車を段ボールの代わりにロープや縄を使う時に使用してみてはいかがでしょうか。
4.翔んで○○(競技名)
「翔んで埼玉」これも話題になった映画ですね。
障害物競走など、ジャンプを使うような競技に適していますね。
5.おかあさんといっしょ!おとうさんもいっしょ!〇〇(競技名)
2歳児というと、見ているお子さん、保護者のかたも多いのではないでしょうか。
競技を選ばずに使えるネーミングですので、ぜひ使ってみてください。
6.2020オリンピック〇〇(競技名)競争
例えば、おんぶ競争などの折り返し地点に五輪マークを描いた大き目の目標物を置いておきます。
園児には五輪マークの色のお花や布、紙など持ってもらい、中間地点にある目標物の五輪マークのそれぞれの色の所に貼っていってもらう(お花は目標物の近くに置いておいてもOK)、みたいな競技はいかがでしょうか。
五輪マークを使用する競技はおすすめです。
4年に1度のことですし、オリンピック気分も味わえますね。
7.親子競技 み~つけた!
こちらの「みぃつけた」も2歳児のお子さんは大好きな番組ですね。
宝探しをするような競技に使用してみてはいかがでしょうか。
8.はじめてのおつかい
人気番組「はじめてのおつかい」親世代は大好きな方も多いのではないでしょうか。
そのままですが、お買い物競争にもってこいのネーミングです。
9.借り物暮らしのアリエッティ
「借りぐらしのアリエッティ」をアレンジしたネーミングです。
借り物競争にいかがでしょうか。
園児の衣装をアリエッティみたいにしてみるのもいいですね。
10.ものよけ姫
「もののけ姫」のアレンジネーミングです。
数々の障害物をよけていく競争にいかがでしょうか。
障害物を、もののけ姫に登場するキャラクターにしてみても面白いですね。
親子競技保育園2歳児向けアイデア・ネーミングのまとめ!
- 2歳児親子競技は、一緒に走る、おんぶ、抱っこ、乗り物(段ボール)に乗って保護者が引っ張る競技がおすすめ。
- 中間地点やゴールに、園児ができる障害物や目標物を作ると子供は喜びます。輪投げや指定されたものをかごに入れる、目標物に張り付ける、などいかがでしょうか。
- 子供や保護者にキャラクターや競技に関するものに扮してもらうのもありです。
- 園児への説明は、園児主体でしてみましょう。(パパママを~まで連れて行ってあげてね、など)
- オリンピックイヤーだったら、聖火をバトン代わりにしたり、五輪マークを折り返し地点の目標物にしてみるのもアリ。
- ネーミングに迷ったら、流行りの言葉やキャラクターなどを意識してみましょう。
保育園の運動会、準備も大変ですが、その前段階の競技やネーミングを考えるのは本当に大変なものです。
保護者目線ですが、私の子供の運動会を思い出してみると、どれもよく考えられている競技や、そのネーミングに毎年感心してばかりです。
と同時に先生は本当に頑張ってくださったんだな、娘も息子も幸せ者だなと毎年思っています。
時間のない中で衣装も工夫して作っていたり、もう先生たちすごすぎます!
アイデア豊富な先生も時には、煮詰まってしまうときもあるのではないでしょうか。
たまには違うものにもチャレンジしてみたい、そう思っている先生たちの力になれたらうれしいです。
ぜひ、運動会を満足のいくものにしてくださいね!
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