運動会でのマスゲームは、子どもたちの成長をダイレクトに感じることのできる演目です。
ずっとおうちで家族と過ごしてきた小さな子どもたちが、初めて家族と離れて保育園や幼稚園といった集団生活する場に入園してきます。
その生活の中で学んだ集団行動を、保護者や家族の方たちが身に集まる運動会で、マスゲームとして披露するのです。
普段から指導している保育園や幼稚園の先生方、子どもたちが成長した姿を保護者のみなさんにしっかりと見届けてもらいたいですよね。
マスゲームって言われても、どんなテーマにしたらいいものか、どんな曲が合うのか、と悩んでいる先生もいるでしょう。
そんな先生方に、ここではおすすめのマスゲームのテーマとそれに合う曲を5選ご紹介します。
さらに、そもそもマスゲームってどんな歴史があるのか、指導方法やコツなどもお伝えします。
これらの情報を参考にしていただけたら嬉しいです。
運動会マスゲーム保育園・幼稚園向けテーマ5選! その1:開花~未来に向かって~
子どもたちひとりひとりが、演技をしている今現在もこれからの未来も、美しく咲く花のように輝けるよう願いをこめたテーマです。
おすすめの曲
「パプリカ」Foorin
作詞・作曲:米津玄師

老若男女誰もが知る曲で、子どもたちもすでに踊りを知っているので指導もしやすいです。
ちょっとした隊形移動を取り入れ、子どもたちのかわいいダンスをそろえれば立派なマスゲームになるはずです。
運動会マスゲーム保育園・幼稚園向けテーマ5選! その2:パワフル全開
元気いっぱいの子どもたちの様子を見ていただこうという思いをこめたテーマです。
おすすめの曲
「GUTS!」嵐
作詞:eltvo,s-Tnk
作曲:SAKRA
テンポがそんなに速くないので、子どもたちが大きい旗を持って演技するのに向いています。
旗を一生懸命に扱う子どもたちを見て、多くの人が感動するでしょう。
運動会マスゲーム保育園・幼稚園向けテーマ5選! その3:笑顔いっぱい
子どもたちが楽しく笑顔で演技する姿を届けたい気持ちと、子どもたちの笑顔から見に来ている人たち全員を笑顔にしたい思いをこめたものです。
おすすめの曲
「えがおのまほう」大原ゆい子
作詞・作曲:大原ゆい子
アニメ「はなかっぱ」の新オープニングソングです。
耳にしている子どもも多く、すでにある振り付けも子どもが覚えやすいものになっています。
ダンス入れつつ、小さな旗やバンダナを使ってもかわいく仕上がると思います。
運動会マスゲーム保育園・幼稚園向けテーマ5選! その4:絆~未来へ~
友だち、家族、先生、自分に関わる全ての人との絆を大切にこれからの未来を元気よく生きていこうというメッセージをこめたタイトルです。
おすすめの曲
「R.Y.U.S.E.I.」三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE
作詞:STY
作曲:STY、Maozon
2014年にリリースされ大ヒットした曲ですが、曲中に踊るランニングマンが大注目され、子どもから大人までみんながマネしていました。
そのランニングマンを、保育園児や幼稚園児のような小さな子こどもが集団でやったら、可愛さ倍増で見ごたえのあるマスゲームになるでしょう。
大旗を持って、曲に合わせて振っても様になりますよ。
運動会マスゲーム保育園・幼稚園向けテーマ5選! その5:イロトリドリ
曲の題名をそのままテーマにしたものです。
歌詞にもあるように、色とりどりの様々な景色や思い出をこれから作っていくんだよというメッセージと、これからの未来をわくわくしながら生きていってほしいという願いをこめたテーマです。
おすすめの曲
「イロトリドリ」ゆず
作詞・作曲:北川悠仁
曲調がすごく明るくテンポもいいので、子どもたちが元気よく自然に笑顔で演技できるような曲です。
この曲を使ってパラバルーンをやっている子どもたちの動画を見つけたのでこちらも参考にしてみるといいですよ。
動画はこちら↓
マスゲームの歴史とは?なぜ運動会でマスゲームを行うの?
マスゲームは、ドイツ語のMassenturnenが語源と言われています。
19世紀に、効率のいい体操指導法として、号令によって一斉に体操する合同体操が普及したことが始まりとされています。
これがMassenturnenと呼ばれました。
体操の有意義さを訴え、体操を普及させるためのツールとして見せ物としてのマスゲームが発展していったのです。
そして、集団における連帯性の高さを来場者に示すパフォーマンスとして大型のイベントなどで集団遊技として行われるようになりました。
運動会で行われるマスゲームは、この意味合いが強いです。
マスゲームは、北朝鮮で行われるアリラン祭のイメージが世界中に浸透しています。
実はこれ、日本のマスゲームを見た影響で始まったと言われています。
自国の一体感を示すものが、外国観光客誘致のための重要な手段になっているのが現状です。
保育園のマスゲームの指導方法は?練習期間は?
指導するにあたって、まずは指導者が、子どもたちの動き方や動くタイミングをしっかり理解していることが大前提となります。
保育園児や幼稚園児はまだまだ集中できる時間が少ないので、一回に充てる指導時間はなるべく短時間で納めたいです。
子どもがその演技に飽きてしまわないように、練習期間もなるべく短い方がいいです。
そのうえで、発表する当日まで子どもたちが楽しんで練習できるような環境づくりも大事になってきます。
子どもたちが完成をイメージしやすいように、先生たちが最初にお手本としてやってみるのもいいですよ。
そうすることで、子どもたちにはゴールが見えるので、指導もしやすくなります。
まとめ
保育園・幼稚園向けマスゲームのテーマとおすすめの曲
- 開花~未来に向かって~
曲:「パプリカ」Foorin - パワフル全開
曲:「GUTS!」嵐 - 笑顔いっぱい
曲:「えがおのまほう」大原ゆい子 - 絆~未来へ~
曲:「R.Y.U.S.E.I.」三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE - イロトリドリ
曲:「イロトリドリ」ゆず
主役は演技する子どもたちです。
子どもたちが楽しく、笑顔で演技できるように、指導する先生自身も楽しんで指導にあたってくださいね。
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