この記事では、幼稚園児の皆さんが楽しい運動会に出来るよう熱中症の対策を6つと、もしも熱中症になってしまった場合の対処法をご紹介します。
せっかくの運動会、園児も保護者も楽しみにしていると思います。
ですが子供は大人よりも体調管理が上手ではありません。
私は幸い夏に猛暑になる地域には住んでいませんが、東京をはじめとする地域の方は例年猛暑に苦しめられていると思います。
そこで、しっかりと熱中症の対策をして暑さが残る時期の運動会でも参考にしてほしいです☆
まずはここから熱中症の対策を6つご紹介します!
- 運動会本番の熱中症対策!幼稚園児向けアイデア6選!その1:水分をこまめに摂る!
- 運動会本番の熱中症対策!幼稚園児向けアイデア6選!その2:頭や後頭部、首をしっかり守れる帽子をかぶりましょう!
- 運動会本番の熱中症対策!幼稚園児向けアイデア6選!その3:速乾性のある素材・通気性の良い服装をしましょう!
- 運動会本番の熱中症対策!幼稚園児向けアイデア6選!その4:冷却スプレーや冷却タオルを準備!
- 運動会本番の熱中症対策!幼稚園児向けアイデア6選!その5:十分な睡眠と朝ごはんをしっかり食べる!
- 運動会本番の熱中症対策!幼稚園児向けアイデア6選!その6:子供の様子をしっかりみて休息を挟みましょう
- 先生は理解しておきたい熱中症のこと
- 熱中症の疑いがある園児・保護者・観覧者が発生した場合は?
- まとめ
運動会本番の熱中症対策!幼稚園児向けアイデア6選!その1:水分をこまめに摂る!
子供は大人よりも暑さに弱く脱水になりやすいです。
そのため、熱中症には特に注意しなければなりません。
幼稚園くらいだと3~6歳なので体温調節がまだまだコントロールできない時期なので15~20分おきに水分補給をしましょう。
冷たい水や、スポーツドリンク、麦茶やそば茶は利尿作用が少ないためトイレが近い園児はおすすめです。
逆に利尿作用が多い緑茶は競技に集中できないことを考えるとNGです。
大体コップ一杯くらいの水分をこまめに摂りましょう。
沢山一気に飲むのは避けましょう。
運動会本番の熱中症対策!幼稚園児向けアイデア6選!その2:頭や後頭部、首をしっかり守れる帽子をかぶりましょう!
日本人の髪の毛は黒が多いため、太陽の光を特に集めやすく頭が熱くなってしまいます。
そのため、園児たちには必ず帽子を被せてあげましょう。
直射日光を直に浴び続けることによって熱中症を引き起こしやすくなります。
広いつばがついているものや首までしっかりと守ることが出来るたれ付きの体育帽子を被せて直射日光が当たるのを避けましょう。
運動会本番の熱中症対策!幼稚園児向けアイデア6選!その3:速乾性のある素材・通気性の良い服装をしましょう!
園児たちは汗をかきやすく汗をかいたままでいることも熱中症を引き起こすことになります。
速乾性のある素材で通気性の良いメッシュなどの素材のTシャツを着ましょう。
ドライTシャツや、UVカットのポロシャツなどもあります。
また吸汗速乾のドライ加工がしてあるパンツもあるので上下そろえてあげると良いでしょう。
運動会本番の熱中症対策!幼稚園児向けアイデア6選!その4:冷却スプレーや冷却タオルを準備!
瞬間的に冷却出来るスプレーや、首に巻ける冷却タオルはたくさん動き回る園児たちにはとてもおすすめです。
子供は冷えピタを張るのを嫌がる子が多いですが冷却スプレーならシューっとひと吹きで体温を下げることが出来ます。
競技の合間に短時間で出来るのでおすすめです。
冷却スプレーはドラッグストアなどで1000円前後で買えるのでぜひ使ってみてください☆
運動会本番の熱中症対策!幼稚園児向けアイデア6選!その5:十分な睡眠と朝ごはんをしっかり食べる!
子供は本番当日をとても楽しみに運動会を迎えます。
日頃はもちろん、本番前日は特に早めに就寝して十分な睡眠を摂りましょう。
朝ご飯が食べれない…という子供が増えてきていますが、食べれる子はしっかり食べて食べれないよ…という子は果物やコーンフレーク、ヨーグルトなど少しでもおなかに入れて身体と脳を起こしましょう。
睡眠不足やご飯を食べれていないと体温調節機能がうまく働かず、熱中症になりやすいので注意してください。
運動会本番の熱中症対策!幼稚園児向けアイデア6選!その6:子供の様子をしっかりみて休息を挟みましょう
園児たちは運動会本番、少し具合悪くなってきたなと思っても無理をしてしまったり言えなかったりすることがあります。
園児たちは、競技中楽しい・緊張などで交感神経が興奮状態になりアドレナリンが出ている状態になります。
そのため、少し具合が悪くてもどこかが痛くても気づかないときがあります。
保護者はしっかりと子供が具合悪くはないか声掛けをしてあげましょう。
自分で大丈夫!と無理を言う場合、周りから見た判断で涼しい日陰などで一度休息をとってあげましょう。
先生は理解しておきたい熱中症のこと
熱中症とは、強い日差しの屋外や湿度が高い屋内でも起こりうる病気で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり体温調節がうまくできない場合になります。
子供は大人よりも体温調節機能がむずしいため熱中症になりやすく重症化しやすいです。
熱中症になると、頭痛や吐き気・嘔吐やめまい、けいれんを引き起こします。
命に関わる重症になる場合もあるのでしっかりと対策することで未然に防ぐことが出来るので保護者と協力して対策するようにしてください。
熱中症の疑いがある園児・保護者・観覧者が発生した場合は?
熱中症は対策をしていてもなってしまう場合があります。
熱中症の疑いがある園児や保護者、観覧者が発生した場合には落ち着いて1人ではなく何人かで対応しましょう。
こちらは環境省が出している熱中症の応急処置マニュアルです。
出典:環境省「熱中症環境保健マニュアル」
意識があり呼吸も通常通りの場合
- 涼しい日陰に移動し、服を緩め身体を冷やしましょう
- 水分が自力で飲める場合は水分と塩分を補給します
- 安静にして十分に休息を摂ったら無理をせず帰宅しましょう
※水分が自力で摂れない場合は医療機関をすぐに受診してください。
意識がなく呼吸していないなど目視で判断できる緊急の場合
- 救急車を呼び、AEDの手配をしましょう
- 涼しい日陰に移動し服を緩め身体を冷やしましょう
- 呼吸をしていない場合はAEDと心肺蘇生を救急車が来るまで繰り返しましょう
この作業は1人でやると焦ってしまったり処置が遅れてしまうのですべて1人でやらず、必ず何人かでやりましょう。
まとめ
まずはここまでのおさらいをしていきましょう。
熱中症の対策
1.水分補給をこまめに摂る
園児たちには15~20分おきに水分補給をする時間を必ず取りましょう。
冷たい水やスポーツドリンク、利尿作用が少ない麦茶やそば茶をこまめに摂りましょう。
2.帽子を被りましょう
園児たちには直射日光を浴びないように必ず帽子を被せましょう。
広いつばのついている帽子や、首まで隠れるたれ付き帽子がおすすめです。
3.吸汗速乾の服装をする
汗をかきやすい園児たちには吸汗速乾のドライ加工をしてあるTシャツを着せることをおすすめします。
汗が乾ききらないと体温調節が上手くできなくなります。
そのため、熱中症になりやすくなります。
4.冷却スプレーや冷却タオルの常備
冷えピタなど張り続けるものを嫌う子供たちは多いため、冷却スプレーなど一瞬で体温を下げる効果があるものがおすすめです。
首に巻いて入れる子は冷却タオルもとてもおすすめです。
5.十分な睡眠と朝ごはん
睡眠不足や朝ご飯を食べないと身体や脳が起きず、体温調節機能が上手く働きださないまま本番を迎えることになります。
しっかりと前日は早めに就寝し、朝ご飯を食べましょう。
6.休息を摂る
子供たちは本番、楽しい・緊張などで交感神経が興奮状態になりアドレナリンが出るため身体が具合が悪いことに気づかなかったり、無理をしてしまうことがあります。
保護者の方はこまめに声がけをしてあげて涼しい日陰などで休ませてあげましょう。
熱中症はだれでもなりうる病気です。
強い日差しの下運動をしていたり、雨の日など湿度の高い屋内でも熱中症にはなります。
体内の水分・塩分のバランスが崩れたり体温調節が上手くできないときになりやすい病気です。
症状は頭痛・吐き気・嘔吐・けいれんなどが挙げあれ、子供は特に命に関わる重症になる場合があるのでしっかりと対策しましょう。
もし、熱中症の疑いがある園児や保護者・観覧者が発生してしまった場合は焦らずに何人かで対処しましょう。
意識があり呼吸も通常通りの場合
- 涼しい日陰に移動し、服を緩め身体を冷やしましょう
- 水分が自力で飲める場合は水分と塩分を補給します
- 安静にして十分に休息を摂ったら無理をせず帰宅しましょう
※水分が自力で摂れない場合は医療機関をすぐに受診してください。
意識がなく呼吸していないなど目視で判断できる緊急の場合
- 救急車を呼び、AEDの手配をしましょう
- 涼しい日陰に移動し服を緩め身体を冷やしましょう
- 呼吸をしていない場合はAEDと心肺蘇生を救急車が来るまで繰り返しましょう
いかがでしたでしょうか?
熱中症の対策として難しいものは特になかったかと思います。
園児たちが元気に運動会を楽しく終われるように保護者の方はしっかり対策してあげてほしいです。
もし熱中症の疑いがある人がいたら落ち着いて周りの人と協力して対処してください。
運動会の熱中症対策として少しでも参考にしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました☆
楽しい運動会になりますように!!
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