ここに五感を組み込むならば
- 視覚→練習しているときのみんなの表情・様子など。
- 聴覚→演技ならば音楽や合図の笛の音、競技ならば声援やピストルの音など。
この2つの五感を取り込んでみましょう。
小学生向け運動会作文におすすめの内容3選その3:最後の運動会
この内容は6年生に限られてきますが、小学校最後の運動会ともなると、さらに特別な思い出として残りますよね。
作文の構成としては、個人競技よりは団体競技の方が、最後の思い出として気持ちを織り込んでいく流れができやすく書きやすいです。
しかしお子さんにとって、最後の運動会で一番印象に残った競技が個人競技の場合もありますので、ここでは、お子さん自身が一番伝えたいことを書くのがいちばんの理想です。
例文付き!みんなが悩む「書き出し」と「結び方」
「書き出し」と「結び」。
どんな作文においても、この二つは大切な部分です。
それだけに、悩まれるお子さんも多いかと思われます。
基本になりますが、作文を3部構成(始め・なか・終わり)で分けますと
- 「書き出し」→始めの部分
- 「結び」→終わりの部分
…と、このようになります。
「書き出し」と「結び方」には、それぞれコツがあります。
「書き出し」のコツ
書き出しは、作文の雰囲気が決まる部分です。
高学年でしたら、あまり幼稚にならないように、工夫して書いたことのないような書き出しにするのがお勧めです。
コツとしては、主に次のような書き出し方があります。
①「いつ」「どこで」から書く
<例文>
- 〇月〇日、学校のグラウンドで運動会が行われました。
- 運動会の午後の部の最初、僕らの団体演技が始まりました。
②その場の雰囲気を伝えるように書く(会話、動作、音)
<例文>
- パーン!とグラウンドにピストルの音がなった瞬間、僕は走り出しました。
- 「これより運動会を開催します!」と言うアナウンスが聞こえてきました。わたしにとって小学校最後の運動会が始まりました。
③書きたいことをストレートに書く(その時にあったできごと、その時思った感想など)
<例文>
- 朝早くに、台所からの音で目が覚めました。それは、母が運動会のお弁当の準備をしている物音でした。
- 朝起きて体操服に着替えたとき、ついに運動会当日なんだな、と実感がわきました。
④物語のように感動的に書く(天気、様子を織り込むような書き方)
<例文>
- 運動会当日はあいにくの曇り空でしたが、グラウンドは運動会らしい活気がありました。
- 晴れた空のもと、運動会開催の宣言がグラウンド一帯に響き渡りました。
「結び方」のコツ
結びは、作文のまとめであり、読む人の読後感(余韻)を左右する部分です。主に、次のような結び方があります。
①基本的な終わり方で結ぶ(楽しかった思い出の場合)
<例文>
- 優勝できて、うれしかったです。
- せいいぱい踊れて、楽しかったです。
②基本的な終わり方で結ぶ(悔しかった思い出の場合)
<例文>
- 来年こそは、負けたくないと思いました。
- これからは練習を重ね、来年には、もっと早く走れるようになりたいです。
③余韻を残す終わり方で結ぶ
<例文>
- 静寂のなか、審査員の声が響きました。「―優勝は、〇〇です!」
- わたしがテープを切った瞬間、大きな歓声が湧きあがりました。いつまでも、いつまでも…。
悪用厳禁!?参考になる運動会作文の書き方が分かるサイト3選!
さて、ここまで色々と説明させていただきましたが、こちらに参考になるサイト3つをご紹介させていただきます。
ただし、そのままパクリはくれぐれもなさらないように!
パクリは厳禁です!
あくまで、参考にする程度にしてくださいね。
臨場感ある文を書くコツ~運動会の作文~
言葉の森
運動会の作文を作るコツとは?事例も含めて紹介
まとめ
運動会の作文の上手な書き方のまとめ!
- 小学生らしい作文を書くことに大切なのは、五感をフル活用すること。
- 文章があまり幼稚にならないような表現の工夫として、慣用句などのうまい文章の真似をしてみたり、強調する表現を加えたりしてみること。
- 作文の内容としては、競技に関してや、6年生ならば最後の運動会、といったものがおすすめです。
- 書き出しは作文の雰囲気を決める大切な部分です。あまり幼稚にならないように、工夫して書いたことのないような書き出しにするのがおすすめ。
- 結びは、作文のまとめであり、読む人の読後感(余韻)を左右する大切な部分です。
- 作文の書き方が分からない場合は、サイトを参考にするのも一つの方法。ただし、パクリは厳禁です!
いかがでしたでしょうか。
作文は普段の授業と違い、経験も積みにくいし書く機会も少ないので、苦手意識が強くなってもおかしくありません。
しかし、ここにまとめたコツを参考にしていただければ、自然と書けるようになります。
そうして書き上げていけば、そこには、お子さんの手による、この世でたったひとつの素晴らしい作文が出来上がります。
ぜひ、頑張ってくださいね!
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