出典:国立科学スポーツセンター
運動神経とは生まれつき決まっているものではなく経験や反復によって伸びていきます。
その神経系の発育は8歳までに約90%に達し、“プレ・ゴールデンエイジ”と呼ばれます。
この時期に体を動かすことが運動神経を伸ばすのに適した時期です。
なので、
- 運動が苦手な親は子供をあまり外で遊ばせない
↓ - 基本的動作の経験ができない
↓ - 運動が苦手になる
↓ - 走るのが速い子供と差が生まれる
↓ - 運動が嫌いになる
という悪循環に陥ってしまいどんどん走るのが遅くなってしまうのです。
走るのが遅いのは遺伝するのではなく、運動が苦手な親が作った環境的な要因が大きく影響していると言えます。
かけっこ教室に行かないで親子で練習するポイント
運動神経は遺伝しないということを理解したら、できるだけ子供を遊ばせいろんな動きを経験させましょう。
しかし、間違った動作で行っても走ることは覚えても速く走ることはできません。
きちんとした練習が必要です。
かけっこを教えるのはその道のプロに合わせるのが一番。
しかし、金銭的なものやスケジュールがなかなか合わなくてレッスンを受けることができない人もいます。
そんな時は自分が先生になって一緒に練習すればいいんです。
速く走るためのポイント
- 姿勢
- 腕の振り方
- 足の出し方
それぞれのポイントを整理して、走り方のコツを解説していきましょう。
姿勢
走る時の姿勢は、「頭から足先までが一直線になっていること」がよい姿勢です。
腰が曲がって前のめりになっていたり、胸を出しすぎていては地面に力が伝わらず早く走ることができません。
腰をまっすぐにして、軽い前傾姿勢にするとうまくスピードに乗れて速く走ることができます。
頭から足先まで一直線の姿勢を保てているかチェックしましょう。
腕の振り方
スタートの時に腕と足を左右反対になるように構えましょう。
子供が走る構えをするとき、腕と足が同じ側だったりすることが多いのでよくみてあげてください。
あとは腕の振り方です。
走る時に腕を速く振ると連動して足も前にでます。
特に足が速い子と遅い子の違いは肘の角度にあります。
走るのが遅い子は肘が後ろに伸びていることが多くあります。
一方速い子は肘がしっかり90°に曲がっていて大きく振っています。
肘の角度を注意してみてあげてください。
手のひらは握ると力んでしまうので、軽く閉じる程度で腕を振るのがポイントです。
足の出し方
足の出し方のコツは“膝”です。
大きな一歩を踏み出すために、膝を90°に曲げてしっかり足をあげます。
へそを目安に膝を上げるとしっかり膝がまがりますよ。
もう一つが“かかと”です。
蹴ったあとかかとをお尻に引き付けるイメージをしてください。
そうすることで地面を強く蹴ることができて力が伝わりやすくなります。
注意点として、足を意識しすぎて姿勢を崩さないようにしましょう。
参考動画を紹介しておきますので練習のチェックポイントとして子供のこんなところをよく見てあげてください。
まとめ
東京付近だと自由に走り回れる場所も少ないですね、そんな時はかけっこ教室に行ってみてはどうでしょうか。
かけっこ教室おすすめ5選
- 体育指導のスタートライン:未就学児50分クラス
- First Sports 体育スポーツの家庭教師ファースト
- 体育の家庭教師 Sports Magic
- リアルアスリートクラブ
- EPARKスポーツ キッズかけっこ教室
練習のポイント
- 姿勢
- 腕の振り方
- 足の出し方
子供の走るのが遅い原因としては、遺伝的なものより子供の育つ環境によるものが大きな要因です。
親が運動をするのが苦手だから子供も仕方ないなんてあきらめずにたくさん体を動かせる環境を与えてあげましょう。
また、ただ体を動かすだけでなくその道のプロのもとレッスンをすれば走りは劇的に進化しますし、正しいやり方を分かったうえで練習すればメキメキと上達し今まで走ることが嫌いだった人も走ることがとても好きになるはずです。
かけっこ教室にはそれぞれ特徴があり、短期で終わるものから単発で行えるレッスンなど様々なものがあります。
金額も年間費がかからない教室もありますのでそれぞれの特徴をしっかり理解して通うようにしましょう。
かけっこ教室に通わせなくても練習することはできます。
大好きなパパやママと一緒にかけっこできるなら子供も楽しいはずです。
私なんて筋肉痛になるほど娘とかけまわって筋肉痛がひどかったです。
チェックポイントを忘れずみてあげてくださいね。
プロからかけっこを教えてもらう、親子でかけっこの練習をする、どちらにせよ子供を外で遊ばせてあげるのが成長の一番の近道です。
今回の記事を実践し今年の運動会はぜ一番はやくゴールしてください。
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