なんで社会人になってまで運動会をしなくてはならないんだろう…、と思っている人は会社運動会に参加すること自体だるいし行きたくないことでしょう。
学生時代からスポーツが得意な人であれば張り切るでしょうが、運動すること自体苦手な人だと憂鬱なものです。
そこでこちらの記事では、運動会に参加するメリットやデメリット、参加しないで済む方法などについて考えていくことにしましょう。
会社運動会がだるい。行きたくない…
会社運動会はたくさんの部署の人たちと関わることになるため、人見知りをしてしまう人はとてもしんどい思いをしてしまいます。
人見知り以外でもなぜ会社運動会がだるいのか、理由を考えてみましょう。
休みの日を使ってやるのがだるい
ほとんどの会社は平日仕事をしており、運動会を開催するときは土曜や日曜日など全社員がお休みの日に行うことがほとんどです。
休みの日くらい会社の人間と会わずに過ごしたいと思っている人にとって、休みの日にわざわざ会社の人間と会うのが苦痛なのです。
休みの日は寝ていたい
平日の疲れを土日で癒やしたい…と感じている人はたくさんいます。
とくに残業の多い会社だとお休みの日に寝溜めをしないと、平日の睡眠不足を解消できない人もいるのではないでしょうか。
とにかく体を動かすことがめんどくさい
普段デスクワークで慣れてしまっている人が急に体を動かすと、次の日に筋肉痛になったりして体を動かすことができなくなってしまう人もいます。
もしくは、普段体力使うような仕事をされている方だと休みの日くらい休みたい…というのが本音です。
いまどき会社運動会って…開催のメリットとデメリット、目的は?
最近では会社運動会を実施する企業も増えてきていますが、開催にあたってメリット・デメリットがあります。
どういったことが挙げられるのか考えていきましょう。
会社運動会はなぜ開催するの?会社の目的は?
会社で運動会を開催する目的として、まず会社員同士がコミュニケーションを取りやすくするため、といえます。
また、普段デスクワーク中心の会社の場合は運動不足解消の意味で開催されることもあります。
開催するメリット
①会社員たちの結束が強くなる
やはり、一番の大きなメリットといえば会社員たちの結束が強くなる、というところでしょう。
一つの競技で勝とうとする思いは、何よりも人と人を結びつけるものです。
また、この勝つという闘争心を持つことで、普段の営業にも影響してきます。
闘争心を養うことで、他者より優れたいという気持ちがあると成績を伸ばそうと頑張るようになります。
②話したことのない人たちともコミュニケーショがとれる
会社は部署ごとで分けられているため、普段あまりコミュニケーションをとることがあまりありません。
他の部署の人間とコミュニケーションを取ることによって、円滑に物事をすすめることができるようになってきます。
とくに人見知りする性格の人だと、他部署の人間に頼み事をしようとすると緊張や恥ずかしさで中々話しかけにくいものです。
開催するデメリット
①せっかくの休日が潰されてしまう
運動会を開催するとき、ほとんどの会社は休日に開催することが多いです。
平日は他の会社が動いているので、自分の会社だけ休んでしまうとそれだけ仕事に影響があります。
休みたい社員にとって休日に運動会をするのは、デメリットに感じるでしょう。
②体を動かすこと自体が苦手
学生時代スポーツが得意だった人にとって運動会は楽しい行事になりますが、元々体を動かすことが苦手な人は気持ちが憂鬱になってしまいます。
また、無理に体を動かしたことで怪我にも繋がる可能性があるため、デメリットになることもあります。
会社運動会は無駄?費用はどれぐらいかかるの?
会社運動会はどのくらい費用がかかるものなのでしょう?
会社イベントとして運営業者に頼む会社もあります。
どのくらいかかるものなのか調べていきましょう。
人数の規模によって値段は異なってくる
大体会社運動会を開催する場合、300~500人規模の運動会だと100~300万円ほどかかります。
運動会をめんどくさがっている人であれば、この費用を給料に反映してほしいと思う人も多いのではないでしょうか。
企画を立ち上げる段階から費用が発生する
まず、運動会といえばプログラムを考えたり、会場を押さえたり、バトンやはちまきなど様々な道具を用意しなければなりません。
また、会場設営します。
内訳としては、下記のようになります。
- 企画 10~50万円
- 設営や装飾 30~100万円
- 会場レンタル 20~300万円
- 備品レンタル 10~50万円
- 当日運営費 30~100万円
業者によって様々な値段になりますが、金額がかかるもののすべて業者に丸投げできればとくに会社側で何かをしなければならないことがないため、楽に進行ができます。
自分たちでできるところをやれれば、コストを下げることもできます。
ただ、どの会社も平日仕事で忙しいため、準備する時間が取れないといったこともありますよね?
そんなときに運動会専門の業者に頼めば、大きなことから細かい所までやってくれるので金額的に余裕があれば頼んだほうがスムーズにできます。
会社運動会で怪我をしたら労災認定されるの?
学生の運動会でも張り切ってやっていたら怪我をしてしまった!という人もいます。
学校の場合は、保険に入っていることが多く、ほとんどが自分で治療費を払わずとも給付されることがあります。
では、会社の運動会で怪我をした場合、労災は認定されるのでしょうか?
事業主の支配下であれば労災認定される
基本的に運動会に参加された時、業務遂行性と業務起因性の2つがあれば労災だと認定されます。
問題なのは、自由参加だった場合労災は認定されない可能性があることです。
会社のイベントとして必ず社員強制参加だった場合は業務の一環として認められますが、自由参加で強制されていない場合は普段の休日扱いになってしまう恐れがあります。
自由参加だと労災は認められない
運動会自体、参加することを矯正されていない場合は労災が適用しない場合があります。
逆に会社の空気的に参加自由と言いながら、実情は強制参加のようになっていたら労災が適用になる可能性があります。
いずれにしても労災を使わなければならないほどの怪我をしないよう、運動する前にはストレッチなどで体をほぐしていおいたほうが良さそうです。
会社運動会の参加は強制?断れない場合はパワハラにあたる?
会社運動会は全員が参加しなければならない、という暗黙の了解があります。
参加を断ってしまうと仕事に影響があるのでは…、などと考えてしまうこともあるのではないでしょうか。
ここでは参加の強制は法的にどうなのか?またパワハラに当たるかなどを考えていくことにしましょう。
運動会を業務命令として出したら強制参加しなければならない
会社側が業務命令として運動会に参加しなさい、と言われた場合は強制参加しなければなりません。
これを拒否するためには、労働者側が大きな損益になってしまう場合はできます。
例えば、命の危険があったり、怪我をする恐れ、危険性が高い、労働基準法に違反している場合は拒否することも可能です。
業務命令の場合は会社側が賃金を払わなければならない
会社側で業務命令権を使い運動会を開催された場合は、時間外労働として残業代などの支払いをしなければなりません。
自由参加の場合は支払う義務はありませんが、参加しないことで人事の評価などが下がった場合は強制参加だと考えたほうがいいでしょう。
悪用厳禁!会社運動会を罪悪感なく休む方法は?
運動は苦手だし、休みの日を潰したくない…、という人のためにどうやって会社運動会を休むか、理由を考えていきましょう。
前もって休むことを伝えておく
当日ドタキャンだとどうしても人の印象として良くないので、前もってその日は友達の結婚式や法事があると言って休みましょう。
前から予定が決まっていたなら仕方ない、というふうに持っていけるので活用しない手はありません。
しかし、会社の人に自宅にいることがバレてしまったり、会社近くで目撃されてしまうと後にめんどくさいことになりかねないので、会社とは正反対の場所にでかけていたほうが無難かもしれません。
体調不良を言い訳にする
体調不良でドタキャンするのは仕方のないことですが、前日めちゃくちゃ元気だったのになんで運動会の日当日に体調が悪くなる?と疑問を持たせないことも大切です。
できれば2日ほど前からお腹が痛い、頭が痛いなど周りに言っておきましょう。
親をだしに使う
遠方に親がいるのであれば、前日か当日に倒れたから実家に行かなくてはならないと説明しましょう。
近所に住んでいる場合は社員に親を見られる可能性があるため、下手に嘘をつくと後に言われてしまう可能性があるため、注意が必要です。
運動会が終わったあとに親は大丈夫かと聞かれたら、ストレスからくる体調不良だった、などの理由を考えておくといいでしょう。
子供の体調不良
これは子供がいる方限定になってしまいますが、どうしても行きたくない場合は最終手段として使うしかありません。
母親であれば休むのは難しくありませんが、父親側だと母親はいないの?といった目で見られてしまいます。
男性が子供を理由に休む場合は、家に誰もおらず休日保育を利用してたけど熱が出たと連絡があった、などの理由にしましょう。
まとめ
会社運動会がめんどくさい、だるいなどの理由を考えてきましたが、ここで記事のまとめをしていきましょう。
- 休日を潰されたくない
- 人とコミュニケーションを取るのが苦手
- 運動自体が苦手
- 休みたい場合はいろんな理由を考えておく
昭和では盛んに企業イベントとして運動会などが開催されていましたが、令和時代になると人とのコミュニケーションの大切さを重視するようになり、開催する会社も増えてきました。
社員からすると運動会なんてやらずに休日は休んでいたい、という気持ちもわかりますが、年に1度くらいしかやらないので、これをきっかけに人脈の輪を広げてみるのも楽しいのでは?
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